小説 米沢藩の経営学 - 直江兼続・上杉鷹山・上杉茂憲――改革者の系譜

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小説 米沢藩の経営学 - 直江兼続・上杉鷹山・上杉茂憲――改革者の系譜

  • 著者名:童門冬二
  • 価格 ¥569(本体¥518)
  • PHP研究所(2011/07発売)
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  • ISBN:9784569672694
  • NDC分類:913.6

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内容説明

上杉謙信を祖と仰ぐ米沢藩上杉家は、度重なる減封によって瀕死の逆境にさらされながら、家臣を一切リストラせず、幕末まで続いた稀有な名家である。それを可能にしたリーダーたちの改革精神とは?本書は、120万石から30万石になった折の名家老・直江兼続、15万石になった藩を救った上杉鷹山、幕末に改易の危機を脱した上杉茂憲の3人を貫く「精神の系譜」を描いた異色の歴史小説である。明治14年(1881)5月、廃藩置県まもない沖縄県に、最後の米沢藩主・上杉茂憲が県令として赴任した。雪深い陸奥から日本の最南端へ――。県政運営にあたる茂憲が支えとしたのは、米沢藩の礎を築いた直江兼続、中興の祖・上杉鷹山を経て継承された「義と愛」の精神だった。著者の超ロングセラー『上杉鷹山の経営学』の姉妹編として、また09年NHK大河ドラマ「天地人」から10年「龍馬伝」へと続く歴史の流れを読む上で、ユニークな作品に仕上がった。。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

甘夏

6
kindle unlimited。米沢藩最後の藩主・上杉茂憲が沖縄の県令として改革していくために、先人たちの改革にヒントを得ようとするストーリー。直江兼続が何をした人か知らなかった…。(妻夫木くんが演じてたなぁ、くらいの認識)いつの時代も財政難を立て直すのは大変根気のいること。組織の大小関わらず、全員で問題認識と目標を共有しなければ達成できない。自分の保身に走るのではなく、長い目で見て、より幸せになることを考えないといけない。と言っても、分からんヤツは分からんのだけど。あぁ、いろいろ思い出す…2018/07/09

ひとしろっく

4
沖縄県令となった上杉茂憲が、米沢の改革を参考にしようと、直江兼続や上杉鷹山の史を振り返る、という設定の小説。分かりやすくするために小説の形式を取っているが、自己啓発に類する。他の上杉鷹山の本で学べることが多く、改めて参考になることは少ないかもしれない。2023/06/03

Tohki

1
上杉鷹山について知りたかったので一読。兼続や鷹山の改革を参考にに沖縄県県令となった茂憲が沖縄県の藩政改革案を考えるというフィクション小説だった。そのため、兼続や鷹山行った改革の概略はわかりやすく入門書としては適していると感じた。倹約だけでなく新たな原価収入となる製品の導入や農民のモチベーション向上を試みる取り組みは現在にも適応できる部分があるのではないかと思う。しかし、文章が若干平易で茂憲の感情に注視しすぎる部分が多々あったため、読みやすかったが、若干の物足りなさを感じた。2013/06/17

シュラフ

1
米沢藩が貧しかった。関ヶ原で西軍側についたことによる減封(120万石→30万石)、三代藩主の急死(30万石→15万石)、などが理由。そして八代目藩主の代では版籍奉還まで真剣に考えざるをえないまで追い込まれた。これを建て直したのが上杉鷹山。昔のお殿様も大変だった。財政建て直しのため殿様でも食事は一汁一菜など大変に質素。だが、上杉鷹山の改革は倹約一本やりでなく財政確保のため農村振興と産業振興にも力を入れた。これらの改革で中核層を支援することで活性化をはかった。今日の政治がとるべき方向性に示唆を与える。  2012/11/07

タムタム

1
歴史作家・童門冬二さんの講演会を聴きに行った際に購入。 江戸の上杉家を支えた藩主と家臣たちの苦悩が丸分かり。 メインとなる上杉鷹山の話は現代に通ずるものがある。 「為せば成る、なさねばならぬ、何事も。成さぬは人のなさぬなりけり」 その心得は・・・人が何かを為し遂げようという意思を持って行動すれば、何事も達成に向かうのである。   ただ待っていて、何も行動を起こさなければ良い結果には結びつかない。   結果が得られないのは、人が為し遂げる意思を持って行動しないからだ。

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