内容説明
リジーはモーガンアイル国王妃に仕えている。普段はひっつめ髪に眼鏡をかけ、地味なスーツに身を包んでいるが、今夜はコンタクトレンズを入れて金色のドレスをまとい、ブロンドの髪を下ろして宮殿に足を踏み入れた。なんといっても今宵は、建国五百年を祝してパーティが開かれるのだ。あまりの変身ぶりに、リジーの正体に気づく者は誰一人いない。そんな彼女をダンスに誘ったのは、国王の弟イーサン王子だった。イーサンも他の者同様、リジーが誰なのか気づいていない様子だ。本来なら、一介のスタッフが王子とダンスを踊るなどもってのほか。でも……今夜だけはいいんじゃない？ ひとときの夢を楽しんでも。◆ヨーロッパの小国モーガンアイルを舞台にした三部作〈愛の国モーガンアイル〉二話目をお届けします。仕事の虫リジーはどんな愛を見つけるのでしょうか？ ◆
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mana
1
王子と王妃付き侍女のロマンスもの。身分違いの恋とはいえ大きな障害もなく、周りもいい人だらけ。始終甘めなストーリーだった。★★2020/12/21
みータン
0
前国王の庶子で、王族に加わったばかりのヒーロー王子と王妃に仕えているヒロイン。ヒーローの押せ押せアプローチが印象的。中盤とてもいい雰囲気だったのに…衝撃事実にヒロインを責めるヒーローは嫌いよっ（笑）ラストはあっけないくらいの円満さで、ヒロインもっと怒ってよ～と。似たものカップルかな。2011/07/07
Mari
0
★★★2009/08/08
MOMO
0
欲しい物は何としても手に入れようとするイーサン君。しつこく追いかけ、挙句に、家にまで押しかけてリジーちゃんを誘惑します・・・「何が欲しいか言ってくれ、リジー・・・君がちゃんと口にするまで悩ませるつもりだよ・・・」・・・魅力的な王子様にこんな事されたら、女性はひとたまりも無くその手に落ちちゃうわ・・・でも、あいてが嫌がった場合、これってストーカー行為よな・・・おまけに立場を利用したセクハラ行為とも取れるし・・・ハンサムな王子様はすべて許されるってこと？2009/07/07
