角川文庫<br> 温室デイズ

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紙書籍版価格 ¥528
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角川文庫
温室デイズ

  • 著者名:瀬尾まいこ
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • KADOKAWA(2013/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043942015

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内容説明

みちると優子は中学3年生。2人が通う宮前中学校は崩壊が進んでいた。校舎の窓は残らず割られ、不良たちの教師への暴力も日常茶飯事だ。そんな中学からもあと半年で卒業という頃、ある出来事がきっかけで、優子は女子からいじめを受け始める。優子を守ろうとみちるは行動に出るが、今度はみちるがいじめの対象に。2人はそれぞれのやり方で学校を元に戻そうとするが……。2人の少女が起こした、小さな優しい奇跡の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

270
出版当時、中学の国語の先生だった瀬尾さん。そんな瀬尾さんが描いたリアルな学校現場。『いじめは会議室で起きてるんじゃない。教室で起こってるんだって感じ。ぐだぐだ言ってる暇あるんだったらとりあえず教室行けよって思う』と、その現場をなんとかして変えようとする みちると優子。しかし、思いだけで解決できるほど生易しいものではありません。決して簡単な事じゃない。決して生易しいものでもない。そんな世界を見て、私にはこの先何ができるのか、何を変えることができるのか。ただ流れる日常の中に、ふと考える時間をくれた作品でした。2021/06/29

テンちゃん

237
『瀬尾まいこ様、あなたはまさに現代の学校で課題になっている「いじめ」の現状を鋭い視点で描き、学校生活を子どもたちが育っていくための温室だと伝えた』(○_○)!!『温室の温度を上げ、光となり、子どもたちの成長を支える親、教師の存在』⇒『家庭での基本的な教育・学校でのルール作り』⇒『どれも子どもたちが現実社会で生きていく上で身につけていかなければ生きていけない絶対条件❗️』⇒『しかし、大人たちが子どもを放任化し、忙しさから対話をせず、それぞれの行った行動を「自己責任」だと押し付けて罰する事が⇒2ページ目へ2019/07/14

射手座の天使あきちゃん

146
タイトルからは想像もつかない内容でした、あぁー、正直きつかったぁ! 「みちる」もういいよ、もう頑張らなくっていいよ!、って何度呟いたことか・・・ それにしても自分を傷つけることでしか心を落ち着かせることが出来ない中学生がいるなんてショックでした (>_<)  お勧めできないけど、気が向けばチャレンジして感想を聞かせて下さい <(^_^;2011/11/21

ゆきねこ

141
壮絶ないじめの描写に胸が締め付けられた。20年位前の作品で、今の社会だったら決して許されないだろう。この物語での教師は本当に無能。弁当捨てられる、教師を怪我させる、車など物品を破壊する、制服を破く、今だったら、全部アウト。警察の介入です。裁判沙汰になっている。それなのに、学校に通い教室に行こうとする2人の主人公は素晴らしい。ここ20年で管理社会が強まっているのか、若者のエネルギーが減ってきているのか。校内暴力もなく安心して学校に通える今の子供達は幸せです。しかし、なぜ不登校が多くなるのか、大きな謎です。2021/08/29

yoshida

139
義務教育、未成年と言う温室。社会の荒波から隔離された時間と場所。だが、そこには暇や力を持て余した生徒のいじめがある。今も昔も、いじめはある。社会に出ても形を変えていじめはある。社会に出てからは犯罪者として捕まる可能性もある。いじめは、する側が悪い。傍観する側も悪い。この作品では主人公が厳しいいじめに屈せず、殻を破る。勿論、生徒自身の変化も必要だろう。それでも大人の関与による改善を望んでしまう。教員や保護者が世間を気にして臭いものに蓋をする。そこにいじめを無くせない要因もあると思う。考えさせられる一冊。2021/08/22

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