内容説明
無口だけどとびきりカッコいい上の兄・裕。おしゃべりでちょっと変人の下の兄・零。そして、彼らが踏み固めた道をずっと通って来た三兄弟の末っ子、沢井健、15歳。だけどこの春、高校生になったのをきっかけに、彼の新たな日常が回り出す……。年上のガールフレンドのこと、バイト先で知り合った老女のこと、そして、走ること――何かを選び、何かを捨てながらゆっくりと大人になってゆく少年を描いた、弾けるような青春小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おりばー
3
だから何?ってかんじの本。三兄弟のキャラクターもっと活かせると思うのになあ・・・。2009/07/18
あとーす
2
2015年26冊目。ゆるい感じが丁度良い本だった。澪と優は、二、三年前に流行った「マイルドヤンキー」みたいな言葉がぴったりだなと思った。小説の中にも、この街の人たちはよそに行くのが嫌いだみたいに書いてあったし。だから、エリートコースに片足を突っ込んでしまった健は色々な違和感に苛まれるわけで。2015/08/08
風鈴黒餡
2
この著者の本からいつも感じる「リア充感」を求めて買ったので満足。話も登場人物も無軌道で浅いんだけど、感覚と情景だけはいつまでも残る不思議な小説を書く人だと思う。2009/08/02
uca.
1
たまに手にしたくなるタイプの本。完結しない、意味もない、ゆっくりおだやかに。2013/06/23
にっく
1
各場面において面白いなと感じることはあったけど、読み終わったときにこれで終わりかよと思わずつっこんでしまった。 2012/08/18
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- 和書
- 石ってふしぎ