ジョイ・ノベルス 蓮如伝説殺人事件 - 長編旅情ミステリー

著者名：木谷恭介

実業之日本社（2014/02発売）

• ISBN：9784408605579

内容説明

蓮如論争の陰で一億円が消えた……。愛媛県警の大鷹鬼平刑事の親友・岡本秀輝が殺された。呉市に近い安芸津町で住職をしており、ひと月前の同窓会で会ったばかりだった。多くの檀家に恵まれ、温厚な人柄で他人の恨みを買うことは考えられなかった。だが、葬儀で鬼平は意外な事実を知る。鐘楼の建立資金一億円を岡本が引き出し、流用していたというのだ。さらに宗派内部には蓮如上人を巡る論争の対立が……。鬼平は警察庁の広域捜査官・宮之原警部とともに、親友の死の真相に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[にしき]

シリーズ初読。鬼平さんが主人公なのだろうと思って読み始め、なんか宮之原さんすごいな……と思っていたらこの人がメインだった。仏教とかかわりの強そうな人なので、他の作品もこんな感じなのか、特にこの作品だけなのか……。事件は面白かったのですが、宗教に絡む人間関係はあまりにも腹立たしいので、他の作品ももう二冊くらい読んでみてからこのシリーズを読み集めてみるか考えようと思います。

2013/10/11

[雨巫女]

現在の仏教の在り方について、考えさせられた話でした。

2010/02/05