内容説明
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法令文芸とは本書であらたに試論として提起される新概念であり、「法会」を媒介に生み出される文芸の総体を意味する。著者が示すその「総体」は驚くほどの広範囲におよぶ。「法会」の場で読まれ、語られ、うたわれ、演じられるテキスト、図像イメージ、言説、所作…。のみならず法会に参集した人々の思いや願いを綴ったもの、あるいは法会を通じて再創造されたものも含まれる。本書は、法会の領域をダイナミックに設定し、そこに生み出される力学を丹念に読み解き、中世の表現の時空を総体として捉えようとする試みである。
目次
1 法会文芸の世界-古代から中世へ(仏教の言葉
法会文芸の提唱-宗教文化と法会の場ほか)
2 安居院の法会唱導世界-澄憲と聖覚を中心に(澄憲をめぐる
澄憲断章 ほか)
3 表白・願文の表現世界(表白の世界
『白氏文集』と願文・表白 ほか)
4 法会文芸の表現磁場(和歌と法会の言説をめぐって
法会唱導と呪歌-和歌をよむ場 ほか)
5 法会文芸の資料学(法会唱導・注釈・聞書の資料学
『富楼那集』について ほか)
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