- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
豚インフルエンザことインフルエンザA(H1N1)。幸いにも当初危惧された惨事には至らなかったが、日本政府は水際作戦に失敗。人々は徒に不安を煽られ、経済活動も停滞した。専門家にとっても想定外の豚インフルはなぜ発生したか? 毒性が強まるおそれは? 鳥インフルはもう心配ないのか? 世界の最新情報を分析しつづけ「現代社会で何千万人も死者が出る事態は起こらない」と訴える著者が、今回の騒動を冷静に総括。今後、どんな新型ウイルスが発生してもパニックにならずに済む、真に有用な知識と情報を提供する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
22
豚インフルエンザの真実 人間とパンデミックの果てなき戦い。外岡立人先生の著書。人間とパンデミックの果てなき戦いは頻繁に繰り返され、過去から学ばない人間たちがパンデミックへの恐怖に苛まれて混乱を繰り返す。パンデミックへの恐怖から右往左往してしまうのは人間の愚かさと弱さなのでしょう。外岡立人先生のような冷静さを持つ方が社会のリーダーであれば安心なのに。2020/09/26
ドナとハンナ
0
セミナーでもらった。2009/08/30
B型が苦手
0
2009年のインフルエンザ騒ぎ時に出版された伝染病対応の本です。興味深いのは、この時も健康に関する国際機関と、今回のコロナ騒ぎが最初に起きた国との癒着が疑われているところでしょうか。そして、日本の官庁の縦割りの弊害や、お上頼みの国民性について論じているところは、こちらも10年前と変わっていないようです。マスクは自分の予防のためではなく、人に移さないためにするものだ、も広く伝えるべき知識でしょう。本書は、今読んでも古さを感じない書物です。2020/03/13