小学館文庫<br> 歴史の風 書物の帆(小学館文庫)

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小学館文庫
歴史の風 書物の帆(小学館文庫)

  • 著者名:鹿島茂【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 小学館(2014/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094084016

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内容説明

【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

作家、仏文学者、大学教授と多彩な顔を持ち、稀代の古書コレクターとしても名高い著者による、「読むこと」への愛に満ちた書評集。全7章は「好奇心全開、文化史の競演」「至福の瞬間、伝記・自伝・旅行記」「パリのアウラ」他、各ジャンルごとに構成され、専門分野であるフランス関連書籍はもとより、歴史、哲学、文化など、多岐にわたる分野を自在に横断、読書の美味を味わい尽くす。圧倒的な知の埋蔵量を感じさせながらも、ユーモアあふれる達意の文章で綴られた読書人待望の1冊。巻末にインタビュー「おたくの穴」を収録した。

※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

1 好奇心全開、文化史の競演
2 暗部の社会史 歴史の方法論を求めて
3 ベンヤミンの星座 都市と近代性
4 パリのアウラ
5 小説は蘇る
6 至福の瞬間―伝記・自伝・旅行記
7 「知」の同窓会
8 「おたくの穴」―インタビュー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

104
フランス文学者であり、かつまたものすごい読書家(稀覯本の収集者)でもある鹿島先生の書評読書録とでもいえばいいのでしょうか?前書きで書評に対するご本人の哲学というかモットーが述べられています。マニアックな感じです。確かに分野的にはご専門の分野が多いので興味のある方にはフィットするかもしれません。私は若干?ですが、歴史書ベスト50や「わが読書「体系的読書」」というコラム的なところは参考になりました。私も自分の読み返す300冊を選択中ですが。2016/01/14

ろべると

6
(関係者で)話題の古書店、神田のPASSAGE by ALL REVIEWSで著者サイン本を購入。主に90年代前半に書かれた書評をまとめたもの。書評と言ってもそこは鹿島さんのこと、19世紀のパリに関するものを中心に、書評を通じて我々は鹿島さんの博識や見識を拝聴することとなる。中には読んだものもあるがほとんどが未知の書で、鹿島さんが良いと思って紹介しているのだから興味深くないわけがない。すでに何冊かAmazonで注文してしまった。「パサージュ論」にも挑戦してみようかな。本好きの至福が伝わってくる本だ。2022/07/05

yasubei

1
紹介されてる本で面白そうだなと感じた一冊は「倒錯の偶像」。その他にも著者の語る世界文学全集を「教養」の枠組みから外して自分の楽しめる対象として見てみようとする、例として国別ではなく、都市に関連付けてパリやロンドンを舞台にした小説を読み進めていく、という紹介の仕方はそれまで積極的に読もうと思わなかった海外の作品への興味をそそられるものがあった。2019/11/23

sasha

1
書評本の最大の難点は、欲しい本リストと積読本が増える悪循環に陥るところだ。2010/08/03

うずまき

1
書かれた時期は古いながらも(最初の文中では“ほとんど未訳”となっていたルーゴンマッカールは、今春で邦訳出そろったしね)ベストセラーなどを扱っているわけではないため、内容は普遍的。気になった本を読んでみよう。既読の本・積み本・読みたい本に入れてあった物もいくつか。あとがきにある通り『日本の古本屋』は本当に便利。(回し者じゃないよ!)ネットの一番の利点は、古い本を探しやすくなったということ。これに尽きる。2009/09/23

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