内容説明
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死に装束を身にまとい、死の一歩手前で恐怖と性の愉悦を深める男女。しかしあの世への花魁道中の途中から、ひとり、引き返してきた男がいた-。夫に先立たれ、料亭「浮舟」を切り盛りする若おかみ、結のもとに、浮世絵の版元から3日間の独占予約が入った。使用する客は、中世の伝説的遊女である地獄太夫を描いて人気の絵師。しかし、その部屋からは、昼間から奇怪なうめき声ばかり聞こえてくるのだった。遊び人の舅とともに原因解明に乗り出した結は絵師の過去に刻まれた、ある遊女との哀しい性愛の過去を知ることになるのだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaguyam
1
男女の哀しい艶っぽい短編集。なんとなしに物足りない感じがする。続きが出れば満たされるのかしら。2014/09/28
まりりんりん
1
表題作「地獄太夫」が吉原の話だったので、全てがそんな感じがと思っていたら、違ってた。お話内容そのものはどれもキライではなかったけれど。 お舅さんがもっとキリッとしてかっこいいのかと思ったら(最初の語り口がそんな感じだったので)、意外に女にだらしなく、借金とかしちゃう人だったのが残念。2013/08/31
myu
0
【図書館本】2014/02/05
Pivoine
0
期待はずれでした・・・2012/06/22
三田主水
0
怪談・奇談・ミステリと様々に入り交じりながら、不思議な世界を作り出している短編集でした2009/06/17