内容説明
1849年、ひと財産築く夢を抱きアメリカ西部へ渡った父を追い、ケイトはアイルランドからはるばるこの金鉱の町へやってきた。ところがいざ着いてみると、当の父はすでに世を去っていた。おまけに、独身の移民女性の商いを禁じる法律を利用して、父の商売敵が、彼女に遺された店を奪おうとしている。借金までして、やっとのことでたどり着いたというのに……。そこへ、ケイトに耳打ちする者があった――結婚すればいい、と。とんでもないと思う理性に反し、彼女は胸を高鳴らせ歩き出した。商売敵とやり合ったとき加勢してくれた、あの人に求婚するため。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsumi
9
再読。古本売。ヒストリカル。幼少時代をアメリカで過ごしたのでゴールドラッシュの話には飽々。なんで買ったんでしょう。多分、買いたい本がなかったんですね。話を忘れていたので再読しましたが、途中で挫折しそうになった。2020/05/24
みータン
1
1849年。アメリカ西部の金鉱の町にアイルランドから単身辿り着いたヒロイン。だが父は既に亡くなっており、ヒロインには難問が山積。切羽詰まった状態から身を守るためにヒーローと取引のように結婚して…。次から次に振りかかる問題に立ち向かうヒロインと、どうしてもヒロインをほおっておけなくて舞い戻ってくるヒーロー(笑)。この時代を女性が生きていくのは本当に大変ですね…^^;でも悪役のやりたい放題振りにはちょっと凹むw2011/08/17