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内容説明
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ニュートンが17世紀に著した『プリンキピア』は、運動の法則や万有引力を基に自然界の仕組みを明らかにし、近代科学の出発点となった。図形を使った幾何学的な手法で力学の様々な難問を証明したニュートンのアプローチは、現代人が読んでも素晴らしく、その天才ぶりに驚嘆させられることだろう。科学史上、最も有名な本のひとつである『プリンキピア』の醍醐味を味わう1冊。(ブルーバックス・2009年5月刊)
目次
はじめに
目次
プリンキピアと本書の構成
第1部 プリンキピアとは
第2部 プリンキピアの諸定理
さくいん
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
23
何年か前に、この著者もこれを書くに際して参考にして読んだという、ニュートンの「プリンシピア」と「チャンドラ・セガールの「プリンキピア」講義」というのを読んだのですが、ちんぷんかんぷんで挫折した覚えがあります。この著者も苦労したようですが、さすがにプロで文系の私でも分かりやすく解説してくれました。最初の3章はニュートンの時代や背景などが語られ、それ以降はプリンキピアの内容をかみ砕いて説明してくれています。ある程度理解できたので再度、古典にチャレンジしてみようかと思います。2014/08/13
calaf
10
噂には聞いていたものの、実際の内容の詳細は知らなかったプリンキピア。さすがというか、どうやったらこんなもの思いつくんだ?といった内容満載でした。この本は抜粋なので、全ての内容に関して書いているわけではないのですが (大汗)2013/02/05
オザマチ
9
ニュートンの力学。高校数学における相似などの概念を巧みに用いた説明だが、一部の補助定理では極限の概念を共に用いているため、微積分による解説よりもむしろ難しく感じた。とはいえ、あの時代に惑星の軌道と身近な物体の物理を合わせて体系化したニュートンの業績はやはり凄い。最後にニュートンの神に対する考え方を論じていたが、別の書籍では宗教家に配慮したという見方も示されていたと記憶している。錬金術も好んだという物理学者ニュートンは、本当に神の存在を信じていたのだろうか?2015/01/27
BIN
8
プリンキピアはニュートン力学をニュートン自身が解説した書。通常大学等では微積分で習うところなのだが、プリンキピアでは幾何学を使って証明しているところが凄い。万有引力による惑星の軌道計算だけでなく、様々シチュエーションでの万有引力や流体力学、波動など多岐に渡っていてこれを1冊にまとめていたとは。細かく解説しているのでわかりやすく、ニュートンの天才性がよくわかりました。紙と鉛筆で書きながらやるとよかったかもしれない。2016/06/30
プラス3
4
紙と鉛筆は必須。微積分はあんまり出てこなくて、幾何学的な手法がメインだったのは意外。ニュートンが天才だったということが実感できる一冊。2012/11/19