内容説明
経営が不振になった企業や苦境にある新興企業に食い込んで、さまざまなエクイティファイナンスを仕掛け、必要資金は海外口座から回し、獲得資金は海外に逃避させる。そこにM&Aを絡ませ、株価引き上げの材料にしたりする――こうしてあらゆる収益機会を捉えて資金を短期回転させるのが、「現代の仕手筋」だ。正史では語られることのない、彼ら株式市場で暗躍する勢力と、それに対する警察や取引所の奮闘を詳細に描く。2000年以降の株式市場の裏側で何が起きていたのかを浮き彫りにするノンフィクション。
目次
第1章 中江滋樹と空白の八年
第2章 ベンチャーを狙え!
第3章 消えたクレイフィッシュ株
第4章 私募CBの錬金術
第5章 ハコ企業
第6章 タックスヘイブンへの招待
第7章 取引所麻痺
第8章 大阪府警の奮闘
第9章 浄化作戦
終わりなき終章 強欲の彼岸と此岸
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
17
その創設を巡り、賛成・反対、双方により激しい論争が交わされてきた株式市場。コンピューターとインターネットの発達は、株式市場にも大きな変化をもたらし、賭場どころかマネーロンダリングの場になる危険性もはらんでいた。暗躍する仕手筋、翻弄される経営者、危機感を募らせる当局。株式市場の短くはあるが重要な転換期ともいえる歴史を書いた本。2016/03/06
nori
3
Whether non-fiction or fiction is this? It seems fact in each topics may be written but I felt a consistent story like bad novel. If author use independent chapter structure in description of his research, it should be more valuable non-fiction.2021/06/17
翔平
0
リーマンと丸紅、パリバとアーバン、リキッドオーディオ、丸石、ITS証券など2014/04/25
最終バック九番手
0
いわゆる「大新聞・テレビ局が報じない」お話…動いている金額は桁違いだが借金まみれだったり逮捕されちゃったりであまり羨ましくなってこない…ほんとは日経なんかが突っ込んで書きまくってほしいものだが、まあ無理か…参考文献:あり…発行:2009年5月28日…本体1800円2009/07/22
さわでぃ
0
丸石自転車、イチヤ、クレイフィッシュ、ゼクーなどクソ株限界集落民ならずも一度は耳にしたことがあるような企業群とそこに群がる現代の仕手筋の面々をとりあげた本。2019/04/13




