内容説明
たった十六歳だったケリー・オブライエンは初恋の人ジャクソンのささやいた愛の言葉をすべて信じた。パーティの夜、兄の親友でまばゆいばかりにハンサムな彼は、ケリーを大人の女性としてエスコートしてくれた。彼に抱かれてのダンス、そして誰もいない真夜中の浜辺へ……。“毎日デートしよう。君が十八歳になったら必ずプロポーズする”しかし約束が果たされる日は来なかった。あの夜以来、ジャクソンは二度と姿を見せなかったのだ。ところが今、七年の時を経て彼はケリーの前に現れた。「ディナーを一緒にどう?」何事もなかったかのように誘う彼をケリーは怒りと憎しみをこめて見すえた。★“初恋の物語”――今まで知らなかった喜び、そして痛み。愛に目覚めたばかりのヒロインが紡ぐ、ナイーブな初恋の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とろぷり
8
★★★★☆(kindle版)獄中からの渡せなかった本当に切ないラブレター、ヒーローと執筆中のロマンス小説の主人公とのやりとり、そしてH&Hの現在と過去の思い出と少しせわしなく変転展開するけれど、それが切なさや面白さを交互に引き出し作品を引き立てている気がしました。 一途(…重度のストーカーwしかも良く泣くw)なヒーローが、もうそれはそれは私のツボで大好きです。出逢った時のヒロインは12歳…ヒーローよく頑張ったw(紙→kindleへ買い直し)2015/05/21
MOMO
2
ジャクソン君のケリーちゃんへの想いときたらもう、切ないくらい一途で・・・だもんで、意固地に殻の中に閉じこもってるケリーちゃんの言動がうっとしくって・・・だって、ジャクソン君の誘いを断り、追い払うくせに、彼から連絡がないと、落ち込むって・・・彼がなぜ、約束を守れなかったか聞こうともせず、ただ、心の傷を振りかざし、悲劇のヒロインぶってるんだもんさぁ・・・それでもめげずに辛抱強く、彼女のそばにいようとするジャクソン君に拍手!!2009/11/17
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