内容説明
キャリアウーマンとして充実した日々を送るマディソンにとって、自分に足りないと思うのは、今や子どもだけだった。とはいえ結婚して夫に縛られたくはない。彼女は精子バンクを利用して人工授精を受けることを決意した。願いがかなって妊娠が判明した直後、一カ月前のパーティで彼女を侮辱した男性が訪ねてきた。ドゥバーク王国皇太子、シーク・タリクだ。なんの用かといぶかるマディソンに彼は告げた。「君は僕の子を妊娠している」ありえない。一笑に付したものの、彼の目は真剣だった。★サンドラ・マートンがお届けする三部作はアラブのシークたちがヒーロー。全員がアメリカの大学で学び、固い友情でむすばれています。彼らの結婚観とは? 興味の尽きないミニシリーズです!★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃろ
1
⭐⭐⭐⭐俺様系のシークが最初はちょっとうんざりしたけど、後半はこの俺様系キャラからだからこそ、誠実さや優しさが際立ってきて、よかったです。好きな作家なこともあり、一気読み(^^)2013/09/02
みろん
1
精子バンクでの妊娠を計画したキャリアウーマンと、砂漠の国の皇太子(シーク)とのロマンス。サンドラ・マートンってつくづく”偶然”が多いなと実感…。悪くはないけど、後半になるほどヒロインの心理描写に一貫性がないような気がするのが残念。2009/06/15
りりか
0
ちゃんとしたシークものに初挑戦。でも、さすがにちょっとありえない偶然の連続だし、ヒロインにももうちょっと毅然としていて欲しかったような気がします。けれどラストの盛り上がりはやっぱりロマンティックですね…。2012/01/28
こえん
0
精子や受精卵を取り違えた等の人工授精の過誤って、そういえば日本でもあったなぁ。でも、この会社側の対応は不可解極まりない。片や会社関係者で、片やおそらくは最重要顧客…とくれば、社の対応が「重大ミスを放置(静観)」なんてありえないのでは~。そのあたりは説明してクリアしてほしかったなぁ。それにしても、社会的には重責を担っているはずのこのH/H、もう少し冷静に話ができないのかしら…。2010/03/05
MOMO
0
国のための後継者と、女性としての本能から望む子ども。この二つの考え方のギャップは大きく、言い争う二人・・・それでも、まぁ、最初っから惹かれあっていた二人は試練を乗りこえハッピーエンドを迎えます。だって、それがロマンスもののお約束ー!2009/06/17