星星の火 - 御算用日記

著者名：六道慧

光文社（2013/11発売）

• ISBN：9784334745936
• NDC分類：913.6

内容説明

藩の重職３人が不審な死を遂げ、藩主・太田信親も病に倒れた越後国春海藩。幕府御算用者の生田数之進が、友の早乙女一角とともに潜入した春海藩には、わずか二歳の若君を守って、御家のために尽くそうとする、けなげな少年武士たちがいた。そして、悪の黒幕、老中・松平信明との対決！　星星の火は、やがて大きくなり、燎原の火となるのか。大好評シリーズ第９弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ベルるるる]

父親を殺された少年達が藩を守ろうと命を懸けている。あまりにも幼い子供達なので可哀そうでたまらなくなってしまった。数之進の腕の中で息絶えた男の子に涙・・・

2019/10/15

[蕭白]

騒動の最中の少年たちの厳しい在り様が、エンディングの金魚まつりでの無邪気な雰囲気によって救われた感じがしました。

2016/05/22

[蕭白]

少年たちの健気さが感動的でした。

2017/05/05

[蕭白]

幼いながらも武士として、凛とした空気をまとい生きる姿に、数之進ならずとも助けたいという気持ちが沸き起こります。健気な姿に脱帽でした。

2012/06/17

[沼田のに]

千両知恵とは主人公の数之進がひねり出す借金返済のための銭儲けの知恵だが、もちろん実は作者がひねり出して、うまく行って授かった人が金を儲けるように整えたものだ。毎回市井の人にと、潜り込む問題のある藩への千両知恵を整えるのは大変だなと思うし、千両に値しないといけない。それに知恵伊豆との戦いもあるしな。6/10

2015/02/14