内容説明
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和文語・漢文訓読語などの、文体(位相)差にとどまってしまっている平安時代語研究の現状に風穴を開ける。
目次
第1部 物語の動画的表現と役柄語(『竹取物語』の動画的表現と役柄語
『うつほ物語』の動画的表現・静止画的表現と役柄語-「藤原の君」巻を例として
『源氏物語』の動画的表現と役柄語
『源氏物語』と『源氏物語絵巻詞書』の表現技法の差異-『詞書』柏木(二)について)
第2部 物語の表現と用語(「ずして」の意味
「みそかに」は、何故消滅したか
平安和文の「いはむや」の用法-会話文中の用例を中心に
「おそる」と「おづ」、「たがひに」と「かたみに」の意味-中世王朝物語用語の用例から平安時代和文語の一側面を見る)