内容説明
ヴァイキングの血を継ぐ金髪のたくましい体躯の戦士、ルーリク・エレンギスルソンは、あらゆる女を知り尽くした放蕩者だ。遠い異国に追放されて以来、戦と女を糧に生きてきた。そんな彼に十三年間音沙汰のなかった父から突然下された命はマルグリートという名の無垢な修道女を連れ、帰郷すること。黒い修道服の美女を意識するまいと思うのに、心はかき乱される。一方、マルグリートは罪深き秘密をひた隠しにして旅に臨んだ。真実を告げれば、父は激怒するだろう。でも、ひょっとしたらあの人との結婚を許してくれるかもしれない。旅路の果てに、恐るべき謀略が待ち受けていることをルーリクもマルグリートもまだ知らずにいた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
13
題名どおり、怖ろしいほど罪深い修道女だった。子供の頃から親元を離れて修道院で暮らしてきたヒロインが父に呼び戻された。道中の護衛を頼まれたヒーローは「ハイランドの野獣」にでてきた女好きルーリク。ヒロインにドン引きで最後まで読むのがしんどかった。ヒーローは散々今まで女遊びをしてきたので、こういう結末でも納得できるのか。私には全くわからない。2021/05/24
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
8
ハイランドの野獣のスピンオフ。先月読んでた、ハイランドの白き花嫁に、今作のヒーロー&ヒロインが夫婦として出てたので、馴れ初めが気になり読了。そして、とっても面白かった(☆▽☆) 毎回言うけど、この作家さんが大好きヾ(˙❥˙)ノ2024/02/10
くろうさぎ
1
嫌~~。怖すぎるよ・・・。ヒーロー異母兄。暴力大好きで下劣で悪辣だねぇ・・・・。こんな奴に尽くしてるマグヌス君。現実を見るのが遅すぎるよ~~~。ヒロイン父も自分の責任をもっと感じて欲しかったなぁ・・・・。2012/05/09
みろん
1
修道女に扮したヒロインを、ヒーローが道中を護衛しながら自分の故郷まで連れていくお話。今回の悪役もえげつない…。悲運なヒロインがかわいそすぎる。2009/06/09