ライトノベル研究序説

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ライトノベル研究序説

  • 著者名:一柳廣孝/久米依子
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2014/07発売)
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  • ISBN:9784787291882

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内容説明

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アキバの空、アリアケの夏-。アニメ的なイラストが特徴のエンターテインメント小説、ライトノベル。メディアミックスを通してダイナミックに展開するその歴史をたどり、オタク文化・ゲーム・児童文学などとの関係性を解説するとともに、ライトノベルを読み解くための多様な視点を示す。具体的な作品読解を交えながら、ライトノベルにアプローチする方法を丁寧にレクチャーする入門書。

目次

はじめに 一柳廣孝

第1部 文化

[メディアミックス]
ラノベキャラは多重作品世界の夢を見るか? 川崎拓人/飯倉義之
 1 多重並行世界化する「メディアミックス」
 2 角川映画から『ロードス島戦記』までのマルチメディア展開
 3 あかほりさとると『スレイヤーズ』のメディアミックス
 4 『灼眼のシャナ』と『涼宮ハルヒの憂鬱』、メディアミックスのためのコンテンツ

[オタク文化]
受容と供給の欲望――何を求め、何を生む 山中智省
 1 ライトノベルとオタク文化の相関性
 2 「オタク」のライトノベル受容
 3 「ラノベ読むとオタクですか?」

[マンガ]
表現のパイオニア――ライトノベルが切り開く地平 佐藤ちひろ
 1 「マンガが読める」とはどういうことか
 2 ライトノベルのイラストとマンガ
 3 ライトノベルの文章表現とマンガ
 4 総合表現としてのライトノベル

[レーベル]
とある文庫の刊行目録(ルビ:インデックス)――角川系レーベル群から見えるもの 高島健一郎
 1 調査対象と方法の概略
 2 電撃の躍進――刊行点数の推移から
 3 多様化への戦略―作家数の推移から
 4 独自性への志向――作家の囲い込み
 5 ライトノベルの課題――短命の書籍

キャラクター 山川知玄

萌え 山川知玄

イラスト 矢崎洋平


第2部 歴史

[TPRG]
ライトノベルの一源流――執筆されるテーブルトーク 中村 亮
 1 TRPGとは? リプレイとは?
 2 ライトノベルとの蜜月期
 3 TRTRPG業界の縮小と現在

[児童文学]
ライトノベルと児童文学の「あいだ」――「主体性」の問題をめぐって 井上乃武
 1 ライトノベルと児童文学の「違い」――エンターテイメント性と社会性
 2 一九七〇年代日本児童文学に見られる「ライトノベル性」
 3 戦後日本児童文学の「分岐点」――「主体性」と「現実」の融合
 4 「主体」の相対化――ライトノベル児童文学の現在と可能性

[SF]
ジャンル小説からのまなざし――戦後日本SFを例に 石崎純一
 1 ライトノベルの多元性
 2 戦後日本SFの形成から浸透と拡散へ
 3 SFからライトノベルへ

セカイ系と日常系 山口直彦

美少女ゲーム 山中智省


第3部 視点

[ジェンダー]
少年少女の出会いとその陥穽――性制度の攪乱に向けて 久米依子
 1 読者設定とジェンダー――性別化されたレーベルと越境性
 2 物語内のジェンダー――少年と少女の関係
 3 ジェンダーを考えるために――『キノの旅』『制覇するフィロソフィア』の試み

[社会学]
「現実(ルビ:リアル)」に憑かれた言説――ライトノベル批評の現在 塚田修一
 1 大塚英志――自然主義的リアリズムとまんが・アニメ的リアリズム
 2 東浩紀――まんが・アニメ的リアリズムからゲーム的リアリズムへ
 3 「現実(ルビ:リアル)」に憑かれた言説

[読者]
〈読者〉としての〈ヤングアダルト〉――ライトノベルを〈教材〉にする 大橋崇行
 1 〈読者〉はどこにいるのか
 2 〈ヤングアダルト〉書籍としてのライトノベル
 3 高校生の読書実態
 4 ライトノベルと小説読解の〈制度〉
 5 ライトノベルを〈教材〉にする

あとがき 樋渡隆浩

文学への越境 大澤 聡

ほか

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