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内容説明
サブプライムローン問題を契機にした「世界同時経済崩壊」。この大事件により、世界の金融秩序は大きな転換を迫られることになった……。本書は、そのパラダイムシフトの詳細を「金融ルール」という観点からやさしく解き明かすもの。サブプライム危機を基準に、「今までのルールとはどういうものだったのか?」「世界同時金融危機の際に、いったい何が起きたのか?」「それはなぜ起きたのか?」「そして、これからの金融ルールはどうなっていくのか?」を順序だてて説いていく。レバレッジ、証券化、格付け、ヘッジ・ファンドなどのキーワードをわかりやすく解説するとともに、CDO、クレジット・デリバティブといった、一般の人の目に触れることは少ないが、金融危機に大きな役割を果たした要素についても解説。これ一冊で「金融ルール」の過去、現在、未来がわかる。
目次
第1部 金融危機を作り出した理論の正体(レバレッジ―金融危機の元凶? 証券化―権利を流通させる仕組み 不動産金融―“算数”を使って不動産を捉える ほか)
第2部 レバレッジ金融秩序の崩壊(“サブプライム問題”のあらまし CDOの盛衰―サブプライム問題増幅のメカニズム 大手投資銀行の誤算―在庫型ビジネスが仇に ほか)
第3部 新しい金融秩序にどう対応するか(新・金融秩序とディレバレッジ これからの企業金融のすがた 家計の運営はどうしたらいいか ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
11
第一章で用語の説明、第二章で実際に生じたサブプライムローンなどについての解説がなされるという構成はいいのだが、私のような素人にはやや難しい内容。人間の期待感や失望が世界経済を一瞬で動かす時代になってしまったのだなあ・・・。2013/10/28
Masa03
0
金融業界とかに居たら常識なのかもしれませんが、日経等で説明もなく出てくる用語の解説書として読むだけでも意味があった。 まぁ、リーマンショック直後で3.11以前に書かれた本なので、今では予想が外れている個ともあるが、それは置いておいても読むに値する本だと思う。個人的には。2013/03/04
滴一滴
0
ま・じ・で・難解。自分の無知が悔しい。しかし、それなりに面白い(あるいは、納得する)ところもあるので、何回か読めば、理解できるかも、とも思う。というよりも、この本を読むには、証券化の意味がわかっていないと、かなりきびしい、っていう条件がある。しかし、最後の章の未来予測の部分は、よく言えば正論だが、悪く言えばすでに知ってる、もしくは平凡でつまらないないようだった。1、2章は難解だが面白い。2013/09/23
ペールエール
0
3回読んだら大体わかる・・・。 唯一意見述べてるのは、借りれるから買うのではなく、買えるから買う。2011/12/05
雨巫女
0
サブプライム問題や0金利政策がわかりやすかった。2009/10/07
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