PHP新書<br> エンタメ通訳の聞き方・話し方

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PHP新書
エンタメ通訳の聞き方・話し方

  • 著者名:小林礼子
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • PHP研究所(2009/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569707549
  • NDC分類:801.7

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内容説明

著者はレオナルド・ディカプリオ、フレデリック・フォーサイス、フレディー・マーキュリーなど多数の海外著名人の通訳を務めてきた、エンタテイメント業界では知る人ぞ知る存在。英語に堪能なだけではなく、時には、場を盛り上げるために積極的に笑いをとるなど、機転をきかせたパフォーマンスで困難な場面を数多く乗り越えてきた。「言葉の背後にあるものを意識する」「ポジティブないい加減さで困難を乗り切る」「自分を売り込まない」「状況を俯瞰して分析する」……。これらを著者は言語の壁、文化の壁を越えて、「いつでもどこでも誰とでも」コミュニケーションを取りたいと願い、実践している。その過程で著者が身に付けた異文化コミュニケーションは、日本人同士の付き合いでも立派に通用する。人と付き合う上で一番大切なこと、それを感じ取りながら読んでもらいたい。エピソード一つひとつに、幸せに生きるためのヒントが詰まっている。

目次

1章 通訳はみなフリーター―会議通訳とエンタテイメント通訳の違い
2章 「面」で進む先に待ち受けるものは?―ニュー・フロンティアへの道
3章 エンタテイメント通訳はよく笑い、よく食べ、よく寝る―笑いは万能薬!
4章 個性豊かなどんぐりさんたち―どんなに有名でも、どんぐりはどんぐり
5章 蚊取り線香トークからの脱却―日本語の精神構造
6章 すうちゃんの出汁巻き卵―マニュアルの是非
7章 アートとサイエンスの関係―秘められた日本の底力
最終章 ビジュアル・コミュニケーションへ―Seeing is Believing

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

7
フリーターとしての通訳(16頁)。社会的に尊敬されてしかるべきなのだから、それなりに生活保障するのは当然ではなかろうか。ピンク・フロイドの通訳をしたことがあるという(52頁)。英国紳士(53頁)。VIPとならおいしいものが食べられる。少しはおこぼれ、ご褒美がないと、続けられないことも確か。喧嘩で謝るべきは弱者でなく、強者(193頁)。そのとおり。お金を払ってくれる人の常識が通訳の常識、との指摘は反復される主張のポイント(97、195頁)。スポンサーあっての貧しい通訳? 時価にセンシティヴにならざるを得ぬ。2013/06/08

ごへいもち

3
なんだか薄っぺら。読みながら批判したいことがたくさん出てきた。大の大人が自分をのりちゃんと言ったりなんとなく甘っちょろいし、私ってこんなに有名人といろいろ話したすごい人間のよ~という自慢も鼻につく。2010/01/26

Танечка (たーにゃ)

2
再読らしいが、まったく内容を覚えていなかった。「聞き方・話し方」のHowTo本というよりは、自分がやってきた仕事の話。とりわけ、自分がどんなゲストの通訳をしてきたか、そのゲストの人柄を伝えるエピソードが多かったかなー。2024/10/12

samandabadra

1
著者の魂の一冊といえるかもしれない。通訳の勉強するための一冊というよりは、人生をより深いものにするためにはという話がちりばめられた本。後遺症がのこる病気となった旦那さんとの人生を納得させようというところも見えるし、最後はそれがよくわかるエピソードで終わっている。p126ページからのロバート・デ・ニーロのエピソードは秀逸。あと、最初の方に出てくる、線と、面の話が最後の方できちんと腑に落ちる形で終わるのも見事。サイエンスをアートに変えるプレゼンテーション力の話(209p)「ノリコの背後霊の囁き」もよい2013/01/17

noritsugu

1
英語にそれほどフォーカスはしていない。ありがちだけど、『エンタメ通訳 ここだけの話』とか『エンタメ通訳 こぼれ話』くらいでも良かったのではないだろうか?2009/07/31

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