光文社新書<br> ヤンキー進化論 - 不良文化はなぜ強い

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光文社新書
ヤンキー進化論 - 不良文化はなぜ強い

  • 著者名:難波功士
  • 価格 ¥891(本体¥810)
  • 光文社(2013/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334035006
  • NDC分類:361.5

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内容説明

暴走族、ツッパリ、ギャル、オラオラ系……。映画やコミックから40年間の流れを検証し、〈反学校〉と〈悪趣味〉のパワーを再評価。彼らが支持するものは、なぜ大ヒットするのか?

目次

第1章 「ヤンキー」とは誰か?
第2章 ヤンキー以前
第3章 「東京ヤンキー」の時代
第4章 暴走の季節とヤンキー
第5章 さまよう「ヤンキー的なもの」
第6章 ヤンキーとツッパリ
第7章 親衛隊文化とヤンキー
第8章 ヤンキー・メディアの隆盛
第9章 拡散するヤンキー
第10章 おわりに―格差社会の中で

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サイバーパンツ

13
本書は80~00年代のヤンキーの変遷や出来事をまとめたヤンキー史なので、ヤンキー論的なのを期待しているのならおすすめしない。また、参考資料がいまいち信憑性に欠ける(ヤンキー自体に詳しいのはヤンキー当人だけで、当事者の発言を参考にするしかなかったりするので、仕方ない面もあるのだが……)とか、自分のゼミ生を持ち出すとか、色々と問題もあった。しかし、漫画、音楽、映画などのカルチャーや服飾文化、メディアを通してのヤンキーなど、多角的にヤンキーが変わっていく姿を描く所は面白く、ヤンキーを知る足掛りとしては良かった。2016/04/23

kenitirokikuti

6
KindleUnlimitedにて。斎藤環『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』(2012)から遡って読んだ。本書は09年刊行。現在2020年後半には『鬼滅の刃』が爆発的に流行っており、平成後期のスマフォ普及世界の大衆文化の変化を感じさせてくれる▲ケータイmobageで「アイドルマスター シンデレラガールズ」が始まったのは11年末、当時のソシャゲはヤンキー色が強かったので、デレマス初期にもそのムードがあった。てか、昔のソシャゲはアニメっぽいのは傍流だったもんな。2020/11/16

sawa

5
★★★☆☆ かの天才・ナンシー関は「日本人の5割は横浜銀蠅的なものを求めている」と言ったという。浜崎あゆみ、EXILE、木下優樹菜、幸田來未、オラオラ系、アゲハ嬢。銀蠅的なものは無くならない。面白いけど、引用が多し、とっ散らかってる印象。むしろナンシー関の銀蠅論を詳しく読みたい。(図)2011/09/25

m

2
自分の趣味・嗜好はヤンキーとは無縁と思っている人に。2009/11/20

なちょす

1
膨大な資料に基づくヤンキーに関する考察。60年代から現在に至るまでヤンキーやその亜種を扱うメディアをくどいほど網羅している。最後のファスト風土やイギリスの労働者階級の若者にリンクするのはちょっと感動を覚えた。大阪人らしい同胞的視線にも好感が持てる。もうちょっと遅ければピコ太郎も入ってたな。2017/01/07

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