講談社学術文庫<br> 花祭

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講談社学術文庫
花祭

  • 著者名:早川孝太郎【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2015/01発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062919449

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内容説明

修験者たちによって天龍川水系に伝えられ、中世に始まるとされる民俗芸能「花祭」。湯を沸かし神々に献じ、すべてを祓い清める冬の神事に、人々は夜を徹して舞い続け、神と人と鬼とが一体となる。信仰・芸能・生活・自然に根ざした祈りを今に伝える奥三河地方の神事を昭和初頭、精緻に調査し、柳田や折口にも影響を与えた、日本民俗学の古典的名著。(講談社学術文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さんとのれ

1
ホカロンもない時代に、厳冬の時期に夜を徹して行われる祭を7年かけて追う執念と、天龍川の支流沿いに点在する祭を、小枝に咲く花のようだと表現する温かい目をもって書かれた花祭の詳細な記録。正直言うと膨大な情報量に圧倒されてこの祭りの重要性や意義をつかみ取るというところまではたどり着けなかったけど、ここまで書くか?と思ってしまうほど細かい記録からは、見たこともない村で行われる幻想的な行事の情景だけでなく、参加する人の意気込みまで伝わってきそうだった。2013/11/12

Mentyu

1
今度花祭りの見学に行くので予習として読んでみた。大正末期から昭和初期の花祭りについて詳述された本で、現代でも花祭りを調べる上で大変役に立つ。また、著者は画家でもあり舞や祭具のスケッチが随所に散りばめられ、視覚的にもイメージしやすい。ただ、内容が濃く一気に読み通すのはなかなか骨が折れるものだった。2012/11/10

甲斐祐貴

0
布川花祭を見学し、再読。やはり、百聞は一見にしかずで、見学した後に見返すと、理解度が全く違う。2014/03/17

まめ

0
表紙買。 鬼面だけど、猿田彦神だったんだ。2013/09/04

林克也

0
花祭の基礎知識を得ることができ、とても参考になった。早川孝太郎は、この後どこで何をしてどのように暮らしたのだろうか。 2009/09/11

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