クラシック反入門

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クラシック反入門

  • 著者名:許光俊/鈴木淳史/梅田浩一
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2014/06発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787272621

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内容説明

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クラシックは艱難辛苦の果てにしか理解できないのだ!甘口の入門書では神髄は理解できない!時空を超えた価値があるクラシックを本当に自分のものとしてわかるためには最低限の知識を身につけろ!最良の入門書は「反入門」としてしか書けないのだ!教科書を踏み越えた先、道なき道の先に待つキモを気鋭たちが教える。

目次

最初に クラシックは「暗死苦」だ! 許 光俊

第1章 クラシックはめんどくさい!
 クラシックは我慢して聴け!――「さわり」ではわからない長~い音楽の理由
  「音楽」を聴くのは、時間との戦いだ
  バッハ『ミサ曲ロ短調』
  ベートーヴェン『ミサ・ソレムニス』
  ベートーヴェン『ヴァイオリン協奏曲ニ長調』
  ベルリオーズ『劇的物語「ファウストの劫罰」』
  ブラームス『ピアノ協奏曲第二番』
  ワーグナー『ニーベルングの指環』全曲
  ショスタコーヴィチ『交響曲第七番「レニングラード」』
  メシアン『トゥランガリーラ交響曲』
  マーラー『交響曲第三番ニ短調』
 知識がなくてわかるものか!
  『モーゼとアロン』を理解するならブーバーを読みなさい――ユダヤ
  『千人の交響曲』を理解するには『ファウスト』とショーペンハウアーを読みなさい――ファウスト伝記
  ウェーベルン『交響曲』を理解するには『抽象芸術論』を読みなさい――十二音技法
  変奏曲を理解するなら哲学的思考を身につけなさい――変奏曲
  ソナタ形式を理解するためには十九世紀のドイツの哲学思潮を学びなさい――ソナタ形式
 下々の者はあっちに行きなさい!
  貴族の音楽――ハイドン
  サロン音楽――ショパン
 近所迷惑必至の大音量音楽
  R・シュトラウス『アルプス交響曲』
  ハチャトゥリアン『交響曲第三番』
  ベルリオーズ『レクイエム』
  ヴィドール『オルガン交響曲』(全十曲)
  ストラヴィンスキー『春の祭典』
  西村朗『二台のピアノと管弦楽のための「ヘテロフォニー」』

第2章 クラシックが明るくてたまるか!
 暗い音楽で気が滅入るぜ!
  シューベルト『冬の旅』
  マーラー『交響曲第九番ニ長調』
  シベリウス『交響曲第四番イ短調』
  オネゲル『交響的運動(楽章)第一番「パシフィック231」』
  ベルク『ヴォツェック』
  ブリテン『ピーター・グライムズ』
  ショスタコーヴィチ『弦楽四重奏曲第十五番変ホ短調』
 作曲家の病的な妄想に付き合え!
  ベートーヴェン『交響曲第三番変ホ長調「英雄」』
  シューマン『謝肉祭』 
  ベルリオーズ『レリオ、あるいは生への回帰』
  ワーグナー『パルジファル』
  マーラー『交響曲第十番』
 このしつこさには辟易!
  バッハ『無伴奏チェロ組曲』
  ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ第二十九番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」』
  R・シュトラウス『アルプス交響曲』
  リスト『ファウスト交響曲』
  パガニーニ『二十四のカプリース』
  ブルックナー『交響曲第三番ニ短調』
  シェーンベルク『グレの歌』

第3章 オペラは異常者の祭典だ!
 この主人公、異常者だよ!
  ワーグナー『さまよえるオランダ人』
  R・シュトラウス『エレクトラ』
  ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』
 悩むヤツこそ主人公!
  ヴェルディ『オテロ』
  ワーグナー『タンホイザー』
  ムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』
 女の欲望万歳!
  モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』――欲望は美しい!
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もよ

1
そもそも、音楽に入門書が必要とは思えないので、著者の能書きはごもっともだけど、この本が入門書の代わりになるかというと、決してならない。さらにいれば、これを読んで、聴いたことのない曲を聴いてみようという人がどのくらいいることか。「あーそうそう」と楽しめる部分はあるのだけれども。考えてみれば、読書案内(の様な本)も似た感じだからまあ仕方がないか。 2013/10/16

K

1
昨今の軽い入門書なんか読んでもダメだ!から始まるものの、体系だった内容ではなく、メジャーではない曲をテーマに合わせて解説しているだけの印象。そもそも軽い入門書批判から始まるのに、著者たちがそういう本も出してるのはいかがなものか。2009/08/20

ソーダサイホン

0
特に目新しいものは無し。2010/01/19

pintarou

0
無責任な雑文の寄せ集め。と、いう覚悟のもとに、暇つぶしに読むにはたのしい。2009/10/08

てり

0
複数の著者によるクラシックに関する読み物。クラシックに入門もしていない自分には読むには早い本だったが、それでも面白いと思わせるところはあって、つまりは著者によって全然読みやすさが違う。が、やっぱり難しかったかな。よくわからないけどちょっと聴いてみたくなった的な、好奇心を刺激するような部分がちょっと少なかった印象。ふーん、てな感じ。2018/05/22

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