内容説明
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江戸。安政2年。紙卸商の跡取り息子・ジスケは、6歳の時に奇怪な巨大猫・鮒丸が逃げて以降、運気が下がり続けていた。周囲の婦女子の目線を奪う眉目秀麗なる男に成長したものの、終には着の身着のままの夜逃げをする羽目に。橋の袂の川原で死を待つばかりと相成ったジスケだったが、千里眼で名を馳せた塵点寺の謎の和尚に寺男として拾われる。救われた命、仏門に捧げよう、と日々の勤めをまじめに続けていたが、鮒丸と再会。ある晩、猫が枕元で告げる。自分は極楽浄土で普賢大菩薩の孫となる妖怪である。ただちに一緒に旅に出ろ、と-。
感想・レビュー
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ゆうゆうpanda
1
せっかくの講談調の楽しい文体なのにラストがぐだぐだ。大した主題もないのだから、「お後がよろしいようで・・・」となるように考えて書き始めて欲しかった。猫は可愛かった。2009/06/14
にゃんす
1
「いつか棺桶~」と対になっているとけれど、全く関係ない作品。こっちの方が面白かった。けど、最後がカオス過ぎ。そこだけ「いつか棺桶~」と一緒で残念。2011/12/19
YH
1
これも棺桶も、なんか、終わりがなあ・・・。藤谷さん、5冊くらい読んだけど、どれもぱっと来ないので、今後については購入は検討・・・。2009/04/21