内容説明
養老先生、大いに語る! 旅と脳の深い関係から虫捕りの効能まで、“養老哲学”が1分でわかる、ワンショット・エッセイ集。人はなぜ旅に出るのか、“嫌う人は嫌われる”の真実、“自分に合った仕事”など幻想である、勝ったほうが生き残るとは限らない、お金とは、所詮は脳がつくり出した約束事、“参勤交代”という業務命令復活の提案、君子“音楽”に近寄らず、“虫捕る体質の魂”百まで……など。こんな時代だから読みたい、軽妙かつ深イイ話64編。JALグループ機内誌『SKYWARD』掲載の人気連載を電子化!
目次
旅する脳(人はなぜ旅に出るのか;コーヒーにしますか、それとも紅茶に? ほか)
モノ知る脳(“嫌う人は嫌われる”の真実;記憶を勝手に脚色・編集してしまうのが脳のクセ ほか)
モノ言う脳(いいことは人に知られないようにやりなさい;“自分に合った仕事”など幻想である ほか)
楽しむ脳(好き嫌いがないのは時代のしつけ;半分だけダイエットで5キロ減量 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れんこ
17
通勤の電車で読んだ本。すっきりした文章に“そっか”と思うことも多くまた何かの折に読めたら良いな、と思った。2016/10/30
ジュースの素
11
再読。孟司少年の生い立ちから今までが透けて見える。 小さい頃から優秀な少年だったんだなぁ。さすがです。 集中力が優れていて 静かな場所よりざわついていた方が勉強がはかどるそうで 羨ましい。小学生の頃から夢中になった虫採りが今の年齢まで続いている、つまり大好きな事が常にあるって何と幸せな事なんだろう。2018/01/27
春
9
とても読みやすく短い記事の中に、ふと、共感する部分があったり、理想像があったり。でも、養老先生、本を読みたい量だや破って持ち歩くとか、ワイルド過ぎてびっくりした。2013/05/07
うっきー
8
JALの機内誌スカイワードの連載が本になったもの。 口述体の文章だと思ったら、実際編集者が聞き書きしたとのこと。 一昨年転勤して固定した職に就き、昨年家を買った私は、このところの忙しさで、毎年欠かさなかった家族旅行に出掛けていなかったので、旅したくなって本からスタート。 読んでから一泊旅行に出掛けました。 2018/03/05
Mosu
6
養老孟司さんにより世間のビジネスマンがこうあるべきというのもを別の視点で違った回答になるのが見てていい気分。自分の違った考え方もこれでいいんだと思える。他人を気にする自分にはこんな素晴らしく有名な方がこんな感じなんだからって後押しされる気がする。2023/04/10