会社に人生を預けるな - リスク・リテラシーを磨く

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会社に人生を預けるな - リスク・リテラシーを磨く

  • 著者名:勝間和代
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • 光文社(2011/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334034962
  • NDC分類:159

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内容説明

さまざまなリスクに、これまで以上にさらされている日本の現状――政治の停滞、経済の停滞、労働問題――の解決策を探れば探るほど、その最大の原因は「終身雇用制度」――ここに問題の核心がある。このままでは、袋小路の状況が続くと考えられる日本において、個々人は、企業は、国は、何を考えなければならないのか。将来に向けた新しい意識を得るための、具体的提案の一冊。【光文社新書】

目次

第1章 会社に人生を預けるな(終身雇用制は現代の小作農、または奴隷制 終身雇用制とワーク・ライフ・バランス さまざまな歪みの原因 女性は働きにくく、若者は報われない)<br/>第2章 リスク・リテラシーを磨く(なぜ、貯蓄から投資が進まないのか 日常生活に潜むリスク リスクは常に偏在する)<br/>第3章 「お上」に人生を預けるな(「お上」中心主義 日本の巧みな支配構造 現代資本主義が抱えるリスク リスクを予見する能力)<br/>第4章 21世紀のパラダイムシフト(人生はコントロールするもの 日本が導入すべき三つのもの よりよく生きるために 問題解決の鍵)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワダマコト

46
リスクが存在しない選択肢なんてありえない。見えないふりはもうやめにしよう。なんとなく大学に行って、みんながやっているから自分も就活して、安定的な大企業を志望して。一見普通の行動も、ちょっと考えればリスキーなことだらけ。「考えない」ということがいかに危ないことなのか、改めて頭に刻んでおきたい。2013/12/18

おいしゃん

33
強烈なキャラクターゆえこの人の本をなんとなく避けていたが、初めて読んでみたらとても読みやすかった。おそらく過激な発言はマスコミ向けのパフォーマンスの1つで、とても頭の回転の速く、かつ思慮深い方なのでは、と印象を抱いた。2018/10/31

えちぜんや よーた

31
著者の勝間さんは、リスク・リテラシーという言葉をキーワードとし、「魔法の言葉」に取り込まれることの、危険性を指摘しています。特に、1章と3章では、OECD(経済協力開発機構)や政府の統計を交えつつ、 法律、経済など、私たちが、「当たり前」と思い込んでしまっていることについて、解き明かしをしていきます。「当たり前」のようなことについて、 「自分の頭で考えてください」というメッセージ性が感じられます (特に20~40代の人に向けて)。 2012/11/25

黒頭巾ちゃん

15
人生の「リスク」についての概念を問うた内容  まず、この閉塞した社会は「企業の終身雇用制度」が原因であり、この制度は高度経済成長によって維持されていた。しかし、現在は時代が変わり、かつて人が行っていた作業はITの進歩によって機械が行うようになってきた。それは、製造業の非正規社員の解雇が表している。非正規社員が雇用されたのは、従来の終身雇用制度によって高給取りとなった高齢者を守るため。まぜ、コストパフォーマンスが悪いを彼らを解雇できないかと言うと“により解雇要件が厳しくなった”為。副業は必須ですね♪2009/04/02

kawa

11
筆者の主張する通り、人生で如何にリスクをコントロールしていくかのノウハウを学ぶチャンスは、今の学校教育の中に盛り込まれていない。非常に問題だと思う。本書はそのリスク・リテラシーを身に着ける入門・総論編として良書だ。ただ、本書が刊行されて8年、社会体制のなかで変革すべきと主張する①終身雇用体制からの脱却②道州制の導入③源泉徴収・年末調整制度の見直しの3点、何らの手も打たれていない。下り坂の日本が、今一度浮上できる決め手だと思うのだが、既得権益層の抵抗は厚い。とことんダメにならないと社会は動かないのだろうか。2017/09/09

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