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内容説明
丸山眞男は西洋近代至上主義者・国民国家至上主義者だったのか。丸山が「主体性」論で追究しようとしていたものは何か。著作、講義録をいま一度丁寧に読みなおし、「他者感覚」「自己内対話」など新たな視点から、誤解されがちな丸山思想の可能性を探る。(講談社選書メチエ)
目次
主体性と国家
「自然」と「作為」
超越と他者
「開国」と「原型」
「原型」と「原型を超えた思想」
日本思想史の構想1―天皇制
日本思想史の構想2―武士のエートス
日本思想史の構想3―仏教とキリスト教
日本思想史の構想4―近世思想
異質なものとの対話
「他者感覚」から「自己内対話」へ