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内容説明
地侍が跋扈する中国地方を、他を圧倒する智謀と戦略で統一した毛利元就。しかし、覇者にはつねに暗い孤独の影がつきまとっていた。幼いころに両親と死別。唯一の肉親である兄とも遠く離れ、残された居城は家臣にのっとられるという過酷な運命に見舞われる。「わたしはこの世から見捨てられた人間です」という少年元就を支え続けたのは、血のつながらない聡明な母だった……。当主となってからの元就は毛利家を中心とした地侍の連合をめざし、様々な手段を用いた。元就が重んじたのは「武略」「調略」「計略」。慎重に相手を探り、罠を張り巡らせ、行動を起こすときは迅速に。ときには家臣をも血の粛清にかけ……。そのたびに元就のこころは暗く、冷たいしずくで満ちていく――。三人の息子に「三本の矢」の教訓を遺した元就の胸中には、家族に対し、いったいどんな思いがあったのか。中国地方の覇者・毛利元就のこころの葛藤と人間像を鋭く描いた歴史巨篇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
45
この前読んだ同著者の『小早川隆景』で懲りたのだけど同じ過ちをおかしてしまったな。購入済だったから仕方ない。2015/01/12
金吾
19
盛上りはあまりありませんが、読みやすい本でした。元就の心の動きはなかなか興味深かったです。2023/10/26
Yukihiro Nishino
11
小説というよりもビジネス書。毛利元就の人となりや生き様をさらっとおさらいするのにちょうどよい本。2019/11/18
ス
2
幼くして両親を無くした元就少年に、母親以上に母親として接した大方様という父親の側室だった女性が素敵です。2012/07/24
issy
2
不遇な幼少期から戦いと調略に明け暮れた晩年までの毛利元就の生涯が、義母の大方様との関わりを軸に淡々と語られる。ドラマティックな描写は控えめで物語的な面白味は少ないが、文章としては読みやすい。彼が目指したのは、国人による地方自治とその保全であり、天下を統一して中央集権体制の確立を目指した信長・秀吉・家康と思想が異なる、というのが著者の説。2012/05/13
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