内容説明
平成19年、東武東上線ときわ台駅で線路内に侵入した自殺志願の女性を助けようとした宮本警部が、電車に接触し亡くなるという事故が起きた。古今の偉人伝を親子に伝えるという“寺子屋事業”を行う著者が、「現代の偉人」宮本警部の生と死を通して、生きることの大切さを説く。
目次
第1章 殉職(事故 救出 広がる祈りの輪 殉職 「語り継ぐ」決意)
第2章 お手本(現代の「寺子屋」づくり お手本探し)
第3章 三つの誠(誠実・誠心・誠意 伏してぞ止まん 宮本さんに連なる日本人の系譜 絵本の反響)
第4章 覚悟(教える力 美しい言葉による躾 歴史に学ぶということ 千年の土台と六〇年の過誤 大人の覚悟)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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著者が時折産経新聞(九州版)にコラムを書いておられ、それを読んで知りました。寺子屋モデルという生きて行く上でお手本となるような偉人伝を子供達を中心に教え、古事記の勉強会等も主催されてるようです。宮本警部の話も、すみません、本書で初めて知りました。これから父親、母親になる方にお勧めの本です。2014/06/16
Re
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ならぬことはならぬものです、が印象的でした。 納得と言えば納得ですが、それでは納得できない!というのが、必要とされている好奇心というものじゃないのかなって思ったり。 2012/02/19
Mayuko Yoshizaki
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私たちは知らないことが多すぎる。 何が良いことか判断するには知らなければならない。 知らないまま大人になってヒトを育てて…って怖いな。2012/11/19