近代の岡山における社会事業の特質と展開過程 : 済世顧問と公衆衛生活動

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近代の岡山における社会事業の特質と展開過程 : 済世顧問と公衆衛生活動

  • 著者名:二宮一枝【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 大学教育出版(2013/12発売)
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  • ISBN:9784887308886

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内容説明

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本書は、近代岡山の社会事業の根幹とされた「岡山県済世顧問制度」が、民生委員制度(福祉)の先駆のみでなく、公衆衛生の揺籃であり、岡山県独自の愛育委員制度の源流でもあることを、明治から昭和前期までの時期に焦点を当て、実証するものである。

目次

序章 本研究の課題と目的・対象・方法
第1章 近代の岡山における社会事業の概要と変遷-岡山県済世顧問制度を中心に
第2章 済世顧問と公衆衛生に関する研究の動向と課題
第3章 公衆衛生と「防貧善化網」の概念-ヘルスプロモーションの理念にてらして
第4章 「防貧善化網」の特性-初代顧問の地域分布、職業、年齢、首長・議員経験
第5章 「防貧善化網」の実相-初代顧問の事績と地域的展開
第6章 山本徳一と健康文化村の創成
第7章 母子保健活動における「防貧善化網」
第8章 土光午次郎と農村隣保事業-南野協会と子宝講
第9章 済世顧問と愛育村・愛育委員活動
終章 結論と展望-住民主体の健康を核にした地域づくりに向けて
資料