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内容説明
貧困や争い、自分探し、私欲の暴走、家庭や共同体の崩壊……現在の困難に、老子ならどう答えるか。「『ない』方が『ある』」「無限小の力」とは何か。古典思想家の言葉が、現代に甦る。
目次
はじめに 少女はなぜ老子と語り合うことになったのか
プロローグ 老人との出会い
「無」の章
「水」の章
「道」の章
エピローグ 少女とのわかれ
おわりに わたしはなぜこの本を書くことになったのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hozuki
4
老子の言う道は、目の前にある、すべてである。言葉では表せない、名前のつけられない、感覚的で思考的、でも知覚もあとからついてくる。どうして世界はこうなんだろう、と問うたところで、答えはそこにある。こうやって私は形にならない波を無理やり書いてみてはいるけれど、やっぱり一期一会だからきっと二度と出会えないこの心地。なんだろな。2019/08/01
ゆきを
1
この文言、老子なのか。と思うこと多数。字数が少ないと削がれてる分、解釈も多様になりがちなので、会話形式の解説がありがたかった。2018/01/29
なにがし
1
“意思が強いからガンバるのではない。むしろ意思が弱いからサボれんのじゃよ”2009/02/19
stroatman
0
これでも原文より遥かに分かりやすく書いてあるだろうという前提に立った上で、よく分からない。対話形式にしたり、何重にも分かりやすくしているんだけど、それでも雲を掴む話で頭に入ってこない。逆に言うとこれが老子なのかな2017/07/12
客野
0
タイトルと、「老子と少女の空想会話」というワードに「あ、なんか簡単そう…」と考えた僕のようなあなた、回れ右である。全体が口語であり、そういう意味ではとっつきやすいが、内容は非常に難解である。もし入門書を知りたいなら、この本のあとがきに載っているので、そちらを読んだ方がよい。はっきり言って、「老子」を1回読んだだけの私では、書いてあることの1割もわからなかった。「老子」は難しく、じっくりと腰を据えないと心を開いてくれないのだと知れただけで今回は撤退しよう2016/07/13