内容説明
激動する時代のなかで、閃光を放つかのように、短き生涯を終えた吉田松陰。その透徹した志や無類の誠実さとして現れた至純の精神の成り立ちを、<武>と<儒>という原理の統一のなかに見出す。僧黙霖、橋本左内、佐久間象山、山鹿素行、山本常朝と対比されることで、松陰の俊傑ぶりや人間的魅力が浮かびあがる。史実に対し文学的想像力で肉迫した、著者晩年の代表作。野間文芸賞受賞作。
目次
序
僧黙霖との出会い(一)
僧黙霖との出会い(二)
スティヴンスンの松陰
「講孟余話」(一)
「講孟余話」(二)
「講孟余話」(三)
「講孟余話」(四)
松陰の国際認識
左内と松陰(一)
左内と松陰(二)
左内と松陰(三)
佐久間象山のこと(一)
佐久間象山のこと(二)
佐久間象山のこと(三)
山鹿素行の士道(一)
山鹿素行の士道(二)
李卓吾への傾倒
殉死ということ
参考資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
OHNO Hiroshi
1
吉田松陰 武と儒による人間像 (講談社文芸文庫) [文庫] 河上 徹太郎 (著) 価格: ¥ 1,680 文庫: 336ページ 出版社: 講談社 (2009/1/9) 言語 日本語 ISBN-10: 4062900386 ISBN-13: 978-4062900386 発売日: 2009/1/9 宇都宮黙霖というひとは、吉田松陰に思想的転換を促す、というが。 松陰は出獄後も幽囚中であって、一生「心交不面の友」として終わった。文通は一年余り。 そして、月性という僧が交流した、これは松陰に強引に会った2014/06/30
桜原 猛
0
尚武重忠。 2013/03/17
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