文春文庫<br> まほろ駅前多田便利軒

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文春文庫
まほろ駅前多田便利軒

  • 著者名:三浦しをん
  • 価格 ¥611(本体¥556)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167761011

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内容説明

「ここも一応、東京なんだがな」と言われてしまう“まほろ市”は、東京のはずれの大きな町だ。まほろ駅前で、ひとり便利屋を営む多田啓介のもとに、高校の同級生・行天春彦が転がりこんだ。高校時代、教室でただ1回しか口を開かなかった、ひょろ長い変人だ。ペットあずかりに子どもの塾の送迎、納屋の整理…ありふれた依頼なのに、行天が来てからは、やたらきな臭い状況に追い込まれるハメに。さて、本日のご依頼は? 多田・行天の魅力が全開の、第135回直木賞受賞作。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

1031
なんだか良い感じの読後感。イイですね。続編が欲しいなと思っていたら、ちゃんと続編があるようでなんと嬉しいことでしょう!2018/03/03

ヴェネツィア

1015
限りなく普通(というのも変だが、常識的な)の感性を持った多田と、そこからは逸脱した行天のコンビネーションが推進力となって物語が進んでいく。また、そのためには便利屋稼業というのも如何様にも扱えて、それこそまさに便利である。そして、そこにペーソスを加え(ただし、やり過ぎると重松清のようになるので要注意)、さらには主人公たち二人にそれとなく過去を背負わせるという、いわばあざといばかりの綱渡りをさせたところに成立した物語。どうやら当初から続編を構想していたように思われる。それもまた三浦しをんの自信の表れか。2024/06/26

再び読書

952
三浦氏初読みです。これだけだと今後乞ご期待ってとこでしょうか?少し期待しすぎたのかも知れません。少しハードボイルド風の不思議感が漂う話でした。便利屋でありながら、結構腕も立つ、ちょっとした謎解きをするごとに、主人公たちの過去も、わかってきて謎が回収される、ミステリー風でもあり、表現しにくい。面白く読めたのだが、少し浅読みをした感があり、まだこの作家の魅力に辿り着いていない気がします。ゆっくり次を期待してチャレンジしていきます。2013/05/30

ちょこまーぶる

868
非常に面白くて映画になるのも納得できる一冊でした。啓介と春彦の便利屋を利用する人たちとの出会いから始まる人生物語のようで、しかも二人の関係には何とも言えない距離感があり、うらやましい限りの二人でした。しかも、便利屋という職業にちょっぴり憧れさえも持ってしまうような作品で、人生経験を積むには最適な職業なのかな~って感じましたね。登場人物は曾根田のばあちゃんにひかれました。やっぱり人生経験の豊富な人は違い~と。そして、まほろ市は自分が住んでいる町のすぐ近くだから、物語の中に知った風景が沢山登場し面白かったな。2014/10/22

佐々陽太朗(K.Tsubota)

799
脇役が魅力的なのは良い小説の証拠。行天、ナイスキャラ!2009/03/27

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