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内容説明
日本の経済成長を支えたのは、日本人のまじめさであった。数多くの場面で、この国ではまじめを前提として、さまざまな仕組みが作られ、維持されてきたのだ。しかし、社会を見渡すと、日本人のまじめさはすでに崩壊している。精神医学からの性格の変化、競争させない教育、アメリカに倣った拝金主義などを通して、なぜ、まじめが崩壊したのかを探っていく。そして、まじめを前提とした日本に、まじめの崩壊がどのような影響を与えるのかを考察する。
目次
序章 「日本人はまじめ」という神話が崩れている
第1章 まじめな国民性の崩壊
第2章 平気でウソがつける日本人
第3章 義理人情の崩壊
第4章 まじめでない子どもと若者たち
第5章 拝金主義とまじめの崩壊
第6章 「ルールのない国」の危険な将来
第7章 「まじめの崩壊」は日本に何をもたらすか
第8章 まじめ社会の再建の意義