ちくま新書<br> まじめの崩壊

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ちくま新書
まじめの崩壊

  • 著者名:和田秀樹【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 筑摩書房(2014/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480064646

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内容説明

日本の経済成長を支えたのは、日本人のまじめさであった。数多くの場面で、この国ではまじめを前提として、さまざまな仕組みが作られ、維持されてきたのだ。しかし、社会を見渡すと、日本人のまじめさはすでに崩壊している。精神医学からの性格の変化、競争させない教育、アメリカに倣った拝金主義などを通して、なぜ、まじめが崩壊したのかを探っていく。そして、まじめを前提とした日本に、まじめの崩壊がどのような影響を与えるのかを考察する。

目次

序章 「日本人はまじめ」という神話が崩れている
第1章 まじめな国民性の崩壊
第2章 平気でウソがつける日本人
第3章 義理人情の崩壊
第4章 まじめでない子どもと若者たち
第5章 拝金主義とまじめの崩壊
第6章 「ルールのない国」の危険な将来
第7章 「まじめの崩壊」は日本に何をもたらすか
第8章 まじめ社会の再建の意義

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トダ―・オートマタ

7
今の日本の「まじめの崩壊」はまじめな人間をないがしろにしてきたというありふれた理屈だと思うがこれを深く掘り下げているのがいいと思う。 今の未成年の飲酒とかは昔にもあったと思うが、これをある程度許容してきたのが前の日本だと思う。ただ、今の日本は建前があまりにも強くなりすぎていると思う。しかも、今のネット社会とかではあまり建前が通用しないのでこれが加速しているように感じる。要はいまのマスコミが、まじめであることが悪いような報道を続けているのでそれが大きな原因になっているのだろう。2011/12/17

かりんとー

2
まじめでない日本人が増えている。義理人情は崩壊し、会社はリストラの嵐。拝金主義がはびこり、まじめがバカを見る。なんとかまじめの復権をはからねばならない。2015/04/19

atsut101

2
異論はあるかもしれないが、個人的には激しく共感。勿論、説明の仕方に意見はあるのだが、根っこの部分の危惧については非常に共感できました。改めて、希望とは自分自身で作っていくもので、安易に人に頼っているのはNGだと感じます。2012/05/01

たぬき

2
まじめだったそうだ まじめじゃなくなったそうだ という、証明不能を前提として 精神科医の説明を加えて終了

蟹カニ

1
本日読了。メランコ人間、シゾフレ人間という区分にはとても納得しました。いじめ問題も、シゾフレ人間の増加による同調圧力で引き起こされるのかもしれないですね。とても面白かったのですが、一つだけ言わせてもらうと、今後の展望をもう少し述べてくれると救いようがあったかなと。まあ、でもとても興味深かったです。2020/04/17

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