角川文庫<br> めおと

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角川文庫
めおと

  • 著者名:諸田玲子
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • KADOKAWA(2013/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043874026

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内容説明

小藩の江戸留守居役・倉田家に、一人の女が姿を現した。夫・勇之助の、腹違いの妹だと聞かされた幸江は戸惑いながらも迎え入れるが、どこか様子がおかしい。兄妹の間に何か秘密があるのではないか? 女の正体は…。疑惑にさいなまれる若妻を描く「江戸褄の女」をはじめ、「猫」、「佃心中」、「駆け落ち」、「虹」、「眩惑」など、夫婦や男と女のそれぞれの“かたち”を綴る珠玉の全6篇。人気作家の原点を示す、オリジナル傑作時代小説集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすか

13
疑念、嫉妬、裏切り、執着、憎悪などの深いドロドロした気持ちを抱える夫婦たち。 でもそれは深い深い愛情が根底にあるから。 こういう胸焼けするくらいのドロドロの愛情好きだなー。 『虹』だけは滑稽で、小助には悪いけど笑ってしまいました(笑)2020/05/29

高橋 (犬塚)裕道

8
星3。初期短編集。それなりに楽しませてもらったが、全体に話が重い。2019/10/17

喪中の雨巫女。

7
《母‐図書館》【再読】いろんな夫婦の姿がみられる。ずっと一緒にいられる夫婦が羨ましい。2013/04/06

山内正

4
女が出て足をぬぐう 待ってたのかい 月明りに美しくも無い顔が 刀を抜き斬下げた 夜道を何事も無く歩き家に 音も建てず戸を開ける 小袖を取り出した妻が気付き狼狽えた 金もない筈がと 婿養子に飛び付き直ぐに改易となり 長屋暮しに落ちた 今宵は帰らぬと妻に家を出た 茶屋から出る侍を斬るつもりで刀を 突然の悲鳴に棒立ちとなり 気付いた侍が 足に激痛が走り倒れる女が走り寄り小袖が見えた 覚えのあると意識を失う 倒れた男を見て蒼白になる まさか夫が、知っていたのかと 二日し意識が戻る どうして家に居るのか小袖は誰か 2021/04/29

山内正

2
身体を壊し若くして隠居となり 別邸暮らしの新左衛門 縁側に座っていない 具合が悪いのか厨に 痩せた肩で水を飲んでいた 嫁して四年 先程まで男に抱かれてた事が嘘の様だ 疲れたと横になり妻の太腿を探る 扶持の足らずと言い訳に 琴の習いのおつまの誘いで出会い茶屋に 朝から食べたく無いと床に入る 下男留吉は本家からお払い箱に怒っている 猫を寝床に入れる妻に妬く新左衛門 雨の帰り血を吐いたと寝込む夫に 留吉が何か企むのかと 川で留吉が佳世襲い掛かる 躱しながら突放す 川落ちていった 髪をかき揚げ襟を直し家に 2020/08/05

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