アメリカ雑誌に映る〈日本人〉 オリエンタリズムへのメディア論的接近

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

アメリカ雑誌に映る〈日本人〉 オリエンタリズムへのメディア論的接近

  • 著者名:小暮修三
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2014/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787232922

ファイル: /

内容説明

アメリカ人は<日本人>をどうイメージしてきたのか。アメリカ最大の自然科学雑誌で日本でも10万人の読者をもつ「ナショナル・ジオグラフィック」や「タイム」「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」などが描き続けてきた日本人像を丹念にたどり、サムライ、ゲイシャから企業戦士、テクノロジー、ジャパニメーション、オタク文化という変遷にオリエンタリズム=差別的なまなざしの軌跡を読むメディア論。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

はじめに

第1章 他者/自己への眼差し――「ナショナル・ジオグラフィック」を「読む」ための概念地図
 1 リプレゼンテーション(Representation)
 2 オリエンタリズム(Orientalism)
 3 テクノ・オリエンタリズム(Techno-Orientalism)
 4 テクノ・ナショナリズム(Techno-Nationalism)
 5 「ナショナル・ジオグラフィック」とは?
 6 「ナショナル・ジオグラフィック」の〈日本人〉

第2章 ゲイシャ・ガール――古典的オリエンタリズムI
 1 ファンタジー――『蝶々夫人』あるいは「花のもてなし」
 2 アイロニー――幻想としての伝統的日本人女性(ゲイシャ・ガール)
 3 ノスタルジー――商品または歴史的存在としてのゲイシャ・ガール
 4 二十一世紀のゲイシャ・ガール

第3章 サムライ――古典的オリエンタリズムII
 1 封建遺制のハラキリから戦争の狂気へ――太平洋戦争敗戦まで
 2 「張り子の虎」から精彩を失った伝統へ――一九五〇―七〇年代
 3 そして「精神」へ――一九八〇年代以降
 4 二十一世紀のサムライ

第4章 テクノロジー――テクノ・オリエンタリズム
 1 テクノロジーと結び付けられた〈日本人〉
 2 西洋文明の模倣者(サムライ)――十九世紀末以降
 3 西洋テクノロジーを使う女性労働者(ゲイシャ・ガール)――一九二〇年代以降
 4 資本主義陣営の「モデル・マイノリティ」――一九七〇年代半ば以降
 5 テクノロジーと「伝統」に生きる「オタク」――一九八〇年代半ば以降
 6 二十一世紀のテクノ・オリエンタリズム

第5章 オリエンタリズム批判再考――反オリエンタリズム教条主義を超えて
 1 オリエンタリズム批判再考――オリエンタリズムとセルフ・オリエンタリズムの相互補完関係
 2 テクノロジーをめぐるセルフ・オリエンタリズムとナショナリズムの相関性
 3 ノスタルジーとエキゾチズムを伴った古典回帰的オリエンタリズム
 4 反オリエンタリズム教条主義を超えて

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hosakanorihisa

0
オリエンタリズム入門本としてよかった。結びのオリエンタリズムをこえるのは「笑い」に感銘。2009/07/22

みち

0
1888年に創刊されたナショナル・ジオグラフィックで、日本はどう紹介されてきたのか。 2011/01/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/141149
  • ご注意事項