内容説明
お姉ちゃんが結婚する日の朝、お父さんの携帯に1通のメールが届いた。“お元気ですか? 実は、私も今日結婚するんです。”それは、お父さんの昔の愛人からのメッセージ。でもその直後、花嫁は式場から忽然と姿を消してしまって……。この家族の中で、嘘をついているのは誰? 次々と起こる切ない秘密で塗りかためられた事件に、女子高生・亜矢が迷い込む。100%赤川ワールドのミステリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
annzuhime
26
母からの借り本。普段は読まない赤川次郎さん。不倫に花嫁の失踪、学部長選挙の裏工作など嫌なテーマばかりが並ぶ。でもあっさり読めてしまう軽さ。母によるとこの軽さが赤川次郎の特徴らしい。登場人物の細かな描写がないから現実味はなく、ほんとに本の中だけで終わる話。疲れた時にはちょうどよい軽さ。不幸の中の幸せ。不幸にならないと分からない幸せ。不幸でないから幸せだとは言い切れない。そんな大切なことを軽い文章で伝えてくれる。赤川次郎さんの本はやはりあまり好みではないなぁ。2017/08/11
coco夏ko10角
20
姉が結婚する日に父の携帯に昔の愛人から「今日結婚する」とメールが、そしてその花嫁が式場からいなくなり…。消えた花嫁の結婚相手、いくつかの不倫、学部長選挙。集まってるメンツに対してビストロの場面はどこか温かい。加賀さんがかわいそうだな、あと本間の関係者も。2023/09/12
ロマンチッカーnao
11
面白かった。不思議な小説。そもそも殺人があったのかどうかもわかっていない。居なくなった大学教授の不倫相手。自分の意思でいなくなったのかもわからない。それでも人間関係が動いていく。最後なんでそうなるのっていうくらい複雑で不思議な人間関係が全員集まって食事をする場面は魅力あふれるシーンでした。なんだろう?あのシーン。みんな不幸なのに何かホッとする幸せな感じがするシーン。初めての経験でした。2025/11/23
ふろんた2.0
9
赤川次郎を読んだのはいつ以来だろう。何読んだか覚えてないし、15年は経ってると思う。文章は読みやすかったが、もっと著者の遊び心みたいなのがあったような記憶があります。本書は登場人物が次々と増えていき、ドロドロとしそうな流れながらも、必要以上のことは語られず、淡々とした印象。結果的に誰が幸せで誰が不幸なのか、はたまたみんな不幸だが、そうでもないのか、そこを問うている作品なのでしょうか。2012/05/18
ダイアナ
5
姉の結婚式当日に、父の昔の愛人から「私も結婚します」とメールが届く。それにきっかけに平穏だった家族が事件に巻き込まれていく、赤川次郎ワールド炸裂の一冊。一応の主人公は高校生の亜矢らしいが、母の昭子、姉の真由美、愛人の晶子やその周辺の人々のキャラが濃く若干影が薄い印象。2018/11/03




