内容説明
「情報からの思索」は、著者がコンピュータ研究やメディア評論を通じ、30余年にわたって考え続けたことを踏まえている。いわば著者の集大成といってもよい壮大な理論構築の試み。
目次
第1章 情報/コミュニケーション/メディア(三種類の情報 階層的自律コミュニケーション・システム コミュニケーションとメディア)
第2章 個人/組織の知識形成(階層と世界産出 ラディカル構成主義 社会的組織の学習)
第3章 “人間=機械”複合系(生命体と論理機械 主観的記述と客観的記述 三つのタイプのコンピュータ)
第4章 総括と展望(機械的組織の陥穽 有機機械を求めて)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
1
特に感想はない。2016/03/03
koillmatic
1
現代ネットワーク社会で、コンピュータとの接続によって人間社会が活性することがありえるのかどうかについて、「コミュニケーション」のメカニズムを徹底的に明示化することによって精緻に論じている。 人間もコンピュータも、すべて等価なネットワークのノードとして捉えるようなラディカルな論客も多い中、西垣先生はネットワークの持つ「階層性」に着目し、ルーマン的なオートポイエーシス理論を巧みに使って、その一筋縄ではいかないダイナミズムを描き出している。2010/09/01
takao
0
難しい。2016/10/02