内容説明
日本のまんが史を変えたのはコミックマーケット(コミケ)だった! 創始者が70年代まんが黄金時代のコミケ誕生秘話を初めて明かす。有名まんが家が多数輩出した「まんが同人誌」のエピソード満載。この1冊なくして日本のまんが史は語れない!
目次
初期コミックマーケット関係者一覧
第1章 第1回コミックマーケット開催(1975年12月21日)
第2章 『COM』と「ぐら・こん」(1966~71年)
第3章 ファンクラブからの出発(1971~73年)
第4章 ファンに何ができるのか(1973~74年)
第5章 コミックマーケット発進!(1974~75年)
第6章 コミックマーケットはどこへ行く(1976~79年)
コミックマーケット12回までのあゆみ
「マニア運動体論 序説」(『漫画新批評大系』より再録)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
22
コミケ初代代表の著者による、コミケ創世の歴史。印象度B- コミケの歴史を書いた本かと思いきや、「同人誌(即売会)の歴史とコミケが出来た経緯」の本であった。ほぼ著者の回顧録。ちょっと読みたい内容とは違った… 漫画雑誌『COM』の読者投稿コーナー「ぐら・こん」を源流とし、75年に32サークルが出展、参加者約700人で初開催されたコミケ。運営委員会内外部のごたごたなども記されているが、それほど興味はもてなかった2023/09/30
綾瀬ちかこ
6
夏と冬の祭典コミックマーケット。その旗揚げとなった方が記した一冊です。 当時の情勢などよく分からないところや難しいところもかなりあったんですが、昔も今もまんが好きの熱意は変わらないんだなあと思いました。様々な苦労の証が詰まっています。2014/12/06
富士さん
5
左翼運動とオタク活動をつなぐ、ミッシングリンクが本書を通じて埋まるのを感じます。活動に対する強い問題意識や何よりも文体に前世代の政治活動を感じるのです。青年運動の準拠する対象がそれしかなかったというのもあるかと思います。しかし、そんなマンガファンの活動を中心で担っていた著者が70年代をもってコミケを離れたということは象徴的です。急速に専門化、商業化が進んで行った80年代のファン文化との断絶が見えるのです。かと言って完全な断絶だけではなく、ファンによる映像作品など、引き継がれていることも記録されています。2025/05/12
たか
5
良書ですが70年〜80年代の話が中心だからいま現在コミケに参加してる人にはピンとこないかも2017/12/09
スプリント
4
コミケ初期の話です。それほど前ではないのかと思いきや40年以上も前になるのですね。文化祭的な乗りから現在の巨大マーケットに成長した過程も知りたくなりました。2014/03/02
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