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内容説明
論理がなければバカにされるが、理屈だけでは嫌われる。論理と教養を兼ね備えた「知的会話力」があって初めて尊敬され、かつ自分の利益も最大化できる。知的会話の基本は「聞く」こと。そして聞く力は「教養」があって初めて身につけることができる。「知的会話」の鉄則から、それを支える「教養」の身につけ方まで、「頭がいい人」から、さらに「尊敬される人」になるための方法を徹底指南!
目次
序章 「知的会話力」とは何か
1 知的会話の基本は「聞くこと」―世の中には「聞けない人」が本当に多い
2 知的会話は「教養」に支えられる―「論理」だけの会話では、嫌われる(基本的な方法論;西洋的な教養;日本的な教養;音楽;文学;美術;思想学問;現代的教養―新聞、雑誌、テレビ、映画)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
としP
20
知的会話=論理的思考力+教養 / 座談の名手は「聞き上手」/ にじみ出るのが教養、ひけらかすのがウンチク / 面白い話でも「1人30秒以内」/ 数字などを交えて、出来るだけ具体的に話す。2017/07/29
medaka
9
最も印象に残った一文→「会話は相手の時間も消費する行為」。非常に為になった一冊。堅苦しいタイトルのわりに、サラッと読めて面白い。「こんな人いるいる」と、ニヤニヤすること多数。自分の上司、自慢話多いからな〜。途中、ユーモア精神の重要性を説いてるが、「朝まで生テレビを見てるとイラつく」とか、「ウケない駄洒落で話の腰を折られると、一瞬、殺意さえ抱く」など、著者のユーモアのセンスも、たいしたものだと思う。2010/06/02
ちいちゃん
5
相手の話を聞いた上で、差異を認めてそれをめぐる会話を楽しむ。相手との差異を見つけて議論するのを楽しむ。2016/04/23
トマト・デラックス
3
差異を認め、文化的素養を身につけよっていう本。雑談での地雷(政治・宗教)も、知的会話力があれば乗り越えられるかと思う。2014/09/29
壱萬弐仟縁
3
10の鉄則が冒頭に掲げられている。①頷きながら最後まで聞く、②要約、補強、③知ったかぶりをせず、④専門用語は使わない、⑤質問を、⑥1人1回30秒、⑦具体的に、⑧自分の意見も付け加え、⑨ユーモアを、⑩黙っている方が賢いケースも(7ページ)。評者も異業種交流を志向した私塾を志向するのも、「立場の異なる人々と軋轢を生じさせずに話す能力」(28ページ)を高めたいからだ。評者は、聞き上手とは言えない場面があり、つい、長話、無駄話になりがちなのだが、人間関係の薄さ、濃さで徐々に内容もホンネとなっていくとは思うが。2012/10/04