内容説明
路考お粂と謳われた水木歌仙の下で踊りの稽古に励むお吉。十三で「歌吉」の名をいただいて五年、ようやく大名家の奥向きで踊りを披露するお狂言師の一座に加えてもらえることになった矢先、嫉妬した相弟子に小鋸で頬に一生消えない傷をつけられる。そんな折、公儀の隠密より姉弟子を探れという密命が……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
16
駕籠屋の娘お吉はある日、踊りの姉弟子を妾にしている武家の様子を探るよう頼まれる。頼んだのは公儀お小人目付、探る相手は鳥居耀蔵と並ぶ老中水野忠邦の腹心榊原主計頭。そんなとき、お吉は相弟子から突然切りつけられ、頬に一生残る傷を負う。史実を巧みに取り入れながら物語は進行。お吉の健気な姿も魅力的なら、杉本さんが描く江戸の風趣もいいですね。2019/10/07
Aki
8
お狂言師 お吉。しっと妬みから顔に傷をつけられたけど、前を向いてお狂言師の道を進む。それだけでも応援したくなるのに、隠密のような役目もさせられて… 読み始めたら面白くて止まらなくって、あっという間に読了。2012/02/11
きょうこ
4
日向様のその後が気になる。2013/02/17
なる
3
お吉ちゃんの真っ直ぐさが気持ちよくて、話も面白いです。ただ終わりがあっさり過ぎて、本当にこれで終わりですか?と思ってしまいました。続きがあるってわかってるからよいですが、でないと物足りないって思ってしまうかも。あまり彼女がお狂言師であるというのが活かされていない様に思うので、次巻以降はもうちょっとその辺りを活かした話が読みたいです。もしかして日向様とお吉ちゃんはいい仲になるのでしょうか?2013/06/17
ゆ〜や
3
色々と時代小説読んだけどお狂言師が主役というのは初めて読んだ。ちなみにこの仕事(?)も初めて知った。まだまだ世の中知らないことが多い。芸事と探索と人間関係をうまく組み合わせて、かなり面白く読めた。最後がちょっとあっさりした終わり方(締め方)だなぁと思ったけど、お吉はあくまで探索するだけ・・・という立ち位置からするとこんな終わり方がちょうどいいのかな。2012/09/03




