内容説明
眼球が飛び出し、ペニスを釘で打ちつけられた惨殺死体が見つかった。それは倒産整理会社の経営者・加賀篤が目をつけた破産寸前の企業の社長だった。加賀は自身の部下をはめて犯人を殺させ、数十億の金を手にする……。いつしか巨万の富と権力を手にし、「闇の貴族」と称される加賀。だが、既に崩壊は始まっていた。裏社会を熟知した著者の衝撃作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
007
12
前半は経済ヤクザ、後半はハードボイルド。世界の要人を暗殺する為に作られた養成機関なんて本当にあるのかね。そして、あんな風に銃で狙われるのかね。結構目立つと思うのだが…。力を持ちすぎることは破滅の道を進むのと同じなんだな。読みやすい文章でした。2017/03/20
せいなかいじゅう
5
ちょっと前に読み終わったやつ。面白いんだけど、長かったなぁー。ノワール小説というよりは、経済ヤクザのハウツー本みたいだった。2015/06/15
you
5
かなりグロいってどこかで聞いたけれど、多少グロさはありましたが特にそれが前面に出たお話しではありませんでした。それよりやはり金融の裏側にまつわる話しだが、話しの飛躍がすごい。プロの暗殺者の養成、国を超えた組織。それにしても日本人が何人もトップで養成を終わるというのは解せないかな・・それよりもなによりも 主人公があっけなく最後を迎えるのはちょっと寂しかった。最後のほうは話しがとんとん拍子に進んでしまった感があって少し物足りなかった。でもこの厚さの本を一気に読まさせてしまう新堂作品はやはりおもしろい。2014/10/27
hiroy
5
○樹繋がり。安心の黒新堂。いかにも中二臭いタイトルで損をしているが、かなりノンストップの面白小説。えぐいSM拷問描写さえ耐えられれば一気読み必至。闇の世界でのし上がっていく男のサクセスストーリーが第一章。コレが滅茶苦茶面白い。やはり作者が身を置いていた稼業の取材は充分らしく、スピード感、高揚感が半端ない。アサシン養成機関を描く第二章から勢いは落ちていくが、全体通してAランク。暗殺者養成所あたりはちょっとリアリティに欠ける感じ。今度は傭兵にでも行って修行して、とんでもない戦争物でも書いて欲しい。隠れた名作。2013/05/25
いなこ
4
長いけど面白かった。経済ヤクザの話好き。あとはSM、グロ、後半はグローバルな殺し屋の壮大な話しになってた。殺し屋って悲しいねぇ…2019/04/02
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