内容説明
50歳からの生き方が話題になっている。しかしその多くがイキイキと田舎暮らをするといった前向きなものばかりだ。実際には、中高年の自殺が多いように、人はいくつになっても若いときと同じように悩む。「あれはあれでよかった」と受け入れてみる・齢のせいにしない・「生きること」と「稼ぐこと」は同じではない……生き方本の第一人者の著者が、初めて50歳代の読者に向けてつづった書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロコ
32
これまた、あたくしめには、非常に厳しい内容でございました。ごめんなさいごめんなさい。ごめんなさい。という感じで頭を下げながら前傾姿勢で通り抜けて読了したイメージです。言ってることは至ってシンプルなので解りやすいんです。だけど、どうしたものか叱られっぱなしの印象でしたわ。なんでやろ?2016/03/07
Tadashi_N
26
春には春に相応しい服装があるように、年齢を受け入れる生き方がある。加齢は成熟でもある。2019/05/12
これでいいのだ@ヘタレ女王
18
心に葛藤があると楽しみがみつけられない。自分の欲望を整理すること。欲望を整理しないと満たされない欲望で憎しみは増大する。そして憎しみの行動は憎しみを増大させる。そうなると大人になるに従ってどんどん生きづらくなる。心は成長ではなく退行していく。誰かに心理的に依存している時には、その人に こうして欲しいという気持ちが出る。その人への期待感がある。しかし現実は期待通りに行かなくて憎しみが出る。ここまではナルホド!と、思えたが後は上から目線、著者は本当の挫折を知らずに執筆しているのでは無いかと感じた。2014/04/06
T坊主
7
氏のラジオ番組の人生相談は参考になるので、出きるだけ聞いている。本は初めて読んだ。A4で5ページの参考になる文章があった。幸いにも私は66歳でも経済的にはそれほどでもないが、毎日をわりと生き生きと充実して活かさせているので幸せだと思う。最終的には心の持ち方だと思う、人生すべてが順風の人はいない。1.前向きとは失った物に執着しない事 変化がないと成長しない 2.その年齢で無くなるものは、その年齢に必要ない 3.人生はなるようになると思っている人は強い 4.あれはあれでよかっと受け入れる 5.今を生きる等々2012/03/09
Machida Hiroshi
5
加藤諦三節がクセになりました。若者を叱咤激励する本が多かったのですが、これは50代から定年世代向けの本です。厳しくてそして優しい。少し心が休まりました!2014/10/08