内容説明
暴食――それは神が司る凶暴で甘美な誘惑。「現代グルメ」は暴食という罪を犯し続けている。肥え太らせることで恋人を奪った親友に復讐を企む「グルメ恐怖症」の他、命を救ってくれた“幻のラーメン”の正体を追求する「芥子沢平吉の情熱」、ワニの姿造りを作ろうとした有名シェフの悲劇を描いた「地上最凶の御馳走」など、シュールなフルコースの全4編。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
5
伊集院大介シリーズの第二十五作目。グルメをテーマにした短編集。こんなテーマで書かれる意欲が凄いなぁって思いました。。文庫化されたのは’08年ですが、書かれたのは’06年、もうかなり体調がすぐれなくなっていらした時期ですよね。伊集院大介ものである必然性はちょっと薄い気がしますが、これはこれで私は楽しめました。特に「食べたい貴方」はブラックな抱腹絶倒もの(o^∇^o)。最後のアトム君のセリフが如何にもでつい微苦笑しました。2017/06/07
貴夜
4
面白かった。大好きな探偵と食べ物の話の組み合わせが最高だと思う。この続きが読みたいなぁ…。2015/09/08
emiko
3
懐かしの伊集院シリーズ、「グルメネタなら美味しそうなお気楽コージー系かな?」と手に取ってみたが、なかなか趣味の悪い話…。さすがに「ピラニアに食べさせてそのピラニアを食べる」じゃなかったか。(笑)2016/07/29
kaizen@名古屋de朝活読書会
3
家にいっぱい栗本薫の本がありました。 どの本もあとがきを読んで、文章がうまいなと関心していました。 中身は、苦手なものが多かったので、食わず嫌いで来ました。 最近、探偵ものを読むようになったので、伊集院大介シリーズなら読めるのではないかと思い、初めて中身を読みました。 最初の、「グルメ恐怖症」は、出版者と執筆者の関係がわかって、とても面白く読めました。 大人の社会というか、犯罪にならない計画殺人というか。 伊集院大介も、証言だけ取って、それ以上のことは依頼されていないのでしない。2011/06/13
kemonoda
3
なんというかこれは、伊集院大介はつけたしのように顔を出す、ミステリというよりは「小話」的な中短編集でした。僕的には、こういうのが書けちゃうのはある意味栗本薫さんの悪い癖的な部分であるように思います。2012/07/04
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