内容説明
脳波を調べ、食べたい料理を作る自動調理機、眠っている間に会社に着く人間用コンテナなど、未来社会をのぞくショートショート集。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nanasi
149
ショート・ショートが40編収録されています。カバーデザインとカットは真鍋 博さんです。荒巻 義雄さんが解説をしています。「涙の雨」と「はい」がとても印象に残りました。2013/10/08
Tetchy
87
星新一の諸作には現在ヒットしているカルチャー、映画、マンガ、ドラマの原形のような作品が少なくない。本作では『流行の病気』がこの前上映された“アイ・アム・レジェンド”を想起させる。2008/09/05
カザリ
59
「お待ちください」は、役人として、身につまされるものがありました。決裁規定を気にしているとほんとうにチャンスを逃すんだけれど、税金や国庫で動いている以上やむを得ないので、お待ち下さい。。みたいな。。笑。機動力とあとは覚悟でしょう。。2015/01/04
KAZOO
57
これは本来の星さんらしいショーとショートです。星さんを読んでいるという感じが今迄で一番する気がします。未来社会についてかなり様々なことが書かれていますが、このようなこともそんなに遠くのことではないと感じられました。2015/02/02
momogaga
55
星さんのお話は、何度も読み直しのできるおとぎ話です。今回、心に残ったのは、『遠距離通勤時代』『番号をどうぞ』。この2つの作品を読みながら、アフターコロナとマイナンバー制度の今後について考えさせられました。2023/05/30