講談社＋α文庫 黒人に最も愛され、ＦＢＩに最も恐れられた日本人

著者名：出井康博【著】

講談社（2014/03発売）

• ISBN：9784062812368

内容説明

ビンラディン以上にアメリカに恐れられた日本人が７０年前にいた。男の企てた策謀とは！？　※本作品は２００１年６月、新潮社より刊行された『日本から救世主が来た』を改題、加筆・再編集しました。本文中、他文献から引用した表現には適切さを欠くと思われる箇所が出てきますが、時代背景と作品価値を考え、そのままにいたしました。

目次

第１章　天国の谷
第２章　受洗
第３章　富士の見える日本人町
第４章　運命の出会い
第５章　黒人工作員
第６章　最後の審判

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[大島ちかり]

真相が分からず何を信じたら良いのか分からないが、家族を捨て、アメリカに不法侵入し、詐欺のような演説をした中根さんに、あまり同情出来ない。でも全くの悪人でなく、本気で黒人蔑視を憂い、人情もあるところに、昔あったであろう日本人の優しさ、包容力を感じる。

2022/03/07

[Satoru Sekine Tayama]

太平洋戦争中、戦局を有利にするためデトロイトで黒人暴動を指導した日本人のノンフィクション。インドネシア戦線で日本陸軍のために戦った盗賊ハリマオこと谷豊を髣髴とさせる部分も。企図が壮大ですごすぎる。ヤバすぎる人です笑

2013/08/28

[けんちきまる]

知らない歴史を垣間見ました。3/3から

2010/03/06

[すげちゃん名前]

中根中を知りたくて読んだのですが。 日本人の黒人運動史としてざっくりわかって良い。ずいぶん前に読みましたが読みやすいかつ読ませる文章だったのを覚えてます

[ananas]

久々に再読。有名でなくても局所的に影響を与えた人っているんだなあと。 以前に読んだ時の感想↓ http://ameblo.jp/ananasnasnas/entry-10922755209.html

2013/02/12