集英社文庫<br> 怪物が覗く窓

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集英社文庫
怪物が覗く窓

  • 著者名:吉村達也【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 集英社(2014/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087463675

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内容説明

19歳の良太はドアスコープを付けた部屋で引きこもり生活を送っていた。父親はそんな息子を「怪物」と呼んで嫌悪する。やがて閉塞した良太の人生に転機がきた。向かいに若い女性が越してきたのだ。部屋の窓から眺めるその姿は、良太を久々に表の世界へ誘い出した。しかし、その女性が何者かに殺され、父は「ウチの変態息子」の仕業と決めつけた。だが…。意外な真相に戦慄する新感覚ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mr.lupin

60
まさか、まさかの真犯人。意外な展開に驚きつつもしっかり引き込まれて読了。ホントの怪物は一体誰??息子の良太じゃなくて、父親の貴方でしょ。そんなことを感じた1冊でした。面白かったです。 ☆☆☆☆★2017/12/24

gonta19

41
2008/10/18 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2014/2/6〜2/8 長谷川+向井コンビの第二弾。吉村さんが亡くなって、作品を読むペースが落ちてしまい、一年ちょっとぶりである。 東大出身の父親に馬鹿にされ、引き籠りになった良太。向かいの家に引っ越してきた玲美に恋してしまい、引き籠りを脱したが、玲美が何者かに殺されてしまう。さらには父親に犯人として名指しされてしまう。 吉村さんらしいサクサク読めるホラーミステリ。しかし、登場人物はあまりにも類型的で、それはまだしも真犯人があれではいくらなんでも2014/02/08

momi

40
まぁまぁ面白かったです!単純明快…ちょっといろいろと深みはないけれど分かりやすいので、これはこれでサクサク読みたい時にはいいのかも。戦慄だとか恐怖は感じないけれど…アイツに対しての嫌悪感は凄くわいてくると思う…。それは本当の「怪物」に対して!!引きこもりの息子!憎しみ合う父子!父親はそんな息子のことを「怪物」だと言う…。あんな父親なら衝突するのは当然だわ!!2015/12/07

coco夏ko10角

24
19歳・良太は高校を中退し引きこもり生活に、隣に引っ越してきた家族にきれいな女性が…。こんな男性、妻も子供もしんどいわな。犯人が明らかになる場面はびっくり。もちろん殺人事件は重要だけど、それより「怪物」の話だったのだなぁ。2020/09/07

たぬ

12
★4.5 学歴でしか相手を評価できないのってやだね。勉強がいくらできても人間ができていなけりゃダメでしょうに。タイトルの「怪物」が示すのは高2から引きこもってる良太だと思ったけど、そうではなくて隣家の光平、いや怪物は良太の父親の東大卒学歴至上主義人間なのか。隣の一家に非はまったくなかったのはホッとした。2018/12/15

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