講談社文庫<br> 極限推理コロシアム

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講談社文庫
極限推理コロシアム

  • 著者名:矢野龍王【著】
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 講談社(2015/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062761604

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内容説明

夏の館と冬の館に強制的に集められた男女に「主催者」は命じる。「今から起きる殺人事件の犯人を当てよ」。被害者は彼らの中から選ばれていき、しかも、もう一つの館より早く犯人を当てなければならない。不正解の代償は館に残る全員の「死」――。第30回メフィスト賞受賞作品。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

282
刊行当時はまめに『メフィスト』を立読みして、次の受賞作を確認していた。この作品は受賞決定と同時にドラマ化決定と、鳴り物入りで世に出てきたのですぐに購入して読んだ。非常に好きな設定だが、全然極限推理ではない。もっと途中経過を書き込んで面白く出来そうだが、コンパクトなサイズに収める事に成功した代わりに味気なくなってしまった。しかし、娯楽性は高いのでたまにさらっと読んで楽しむには最適。貴志祐介『ダークゾーン』『クリムゾンの迷宮』を限りなくライトにしきったこういう作風、多作でさえあれば相当ニーズはあると思う。2016/12/27

キャプテン

65
★★★★☆_「住宅情報クローズドサークル☁︎フェア」第三軒目《夏の館/冬の館》。【①シェアハウス②強制的かつ無作為に入居者を決定③家賃タダ(ただし殺されることがあります)④夏の館⇔冬の館で無料通信可⑤相手の館より先に殺人事件の謎を解かなければ入居者全員抹殺⑥賞金一千万】宿泊者レビュー:前々からシェアハウスというものに興味がありました!しかも強制的!優柔不断な私にもってこいの物件です!推理しないと死ぬというのがものぐさな私には少し不向きかな…とは思いましたが、自分を変えるチャンスだと思って頑張ります!2016/12/24

ぺぱごじら

30
目が覚めたら見知らぬ天井。『さぁさぁ推理ゲームが始まるよ』。大の大人が14人拉致されて、二つの館に閉じ込められた。『これから皆さんには双方の館で起こる連続殺人の犯人を推理して貰いますよ。当たれば一人一千万円、外せば皆さん皆殺し。あとどちらかが先に二つの館の犯人を当てれば、もう片方は皆殺し。さぁ、張り切ってどうぞ!』相手の館の7人は勿論、同じ館の7人も仲間で敵で被害者で犯人で探偵、という極限状況の中、犯人は闇で笑う…。単一視点の単調さや、導入部の強引さなど粗さはあり、超お薦めとは言わないけど、ぼくは好き。2012/06/13

ゆう

26
図書館本。前から気になってた作家さん。ある館に突然集められた7人、今から起こる殺人事件の犯人を当てろというもの。しかも同じ状況になっている人たちが他の館にも7人いた。犯人が分かるまで館から出れず、正解なら開放、外れれば連帯責任で有無を言わさず全員死亡。設定は面白い。2つの館の駆け引きとかいい感じに進む。こんなに心ときめく感じの設定なのになのにドキドキハラハラ感がないのは主人公に危機感がないからなのかな。夏の暑さでうだってて、ミステリーは読みたいけど重厚なのはちょっと…って時にはサクサク読めるしいいかも。2016/07/02

ほぼ一日一麺

25
たまに無性に恋しくなるクローズドサークルもの。メフィスト賞受賞作ということで手に取った。書かれた当時は斬新な設定だったかもしれないが、『インシテミル』や『ダンガンロンパ』を既知なだけに、黎明期感が否めず。いま読む作品としては、うーんちょっと肩透かし、かな(´・ω・`;)。メフィストっちゅうことでハードルあげちゃってたわ、メンゴ。2015/05/02

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