中経出版 問題解決を「見える化」する本

著者名：村上悟

KADOKAWA（2014/08発売）

• ISBN：9784806131458

内容説明

大企業や国家プロジェクトに採用されたＴＯＣ（制約理論＝Theory of Constraints）メソッドを個人に応用！　「仕事力」を向上させるだけでなく、たとえば「ダイエットに成功する」などのプライベートな目標達成にも役立つメソッドを紹介。いつも悩まされている問題を妥協せずに解決できるほか、人生の大切な価値観が見つかったり、論理的に物事を対処する方法が身につくなど、さらなるプラス効果も期待できる。多くのプロジェクトを管理しなくてはならないが混乱している現場責任者、「仕事が多すぎる！」と泣きながら徹夜する30代半ばくらいまでのビジネスマンなど、問題をかかえる誰もが実践で活用できる、シンプルかつエッセンスのつまったビジネス書。

目次

第１章　なぜ、問題が解決できないのか（なぜ今までのやり方では問題が解決しないのか　「葛藤」（ジレンマ）が、「問題」を発生させる）
第２章　過去を知る／何を変えるか？（「問題」は常に現在にある　自分の痛みを抽出する　ジレンマをカタチにするクラウド（雲）をつくる
中核のジレンマを探る
中核問題を見つける
たくさんの問題が因果関係でつながっていることを確認する）
第３章　今を知る／何に変化させるか？（「解決策」を見つける　解決策が副作用なく問題を解決することを未来ツリーで確認する）
第４章　明日をひらく／どうやって変化を起こしていくか？（中間目的ツリーをつくる　アクションツリーをつくる）
第５章　「生活習慣病」を克服する思考プロセス（“ケーススタディ”「生活習慣病」を克服する思考プロセス　一歩ずつ進む歩みを止めない（断続的に改善していく））

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[毒ドーナツを食べたいな]

「あるべき姿が見えているのに、つぎの一手が打てない」「いまの環境を壊したいわけではないけれど、さりとて満足をしているわけでもない」 そんなあなたの背中を押してくれる本です◆はじめに行動の背景にある考え方をあぶり出して自分の価値観に合致しているか点検し、次いで手足を縛っているジレンマをひとつづつ解きほぐしていきます。最後にはハレバレとした視界が目の前に顕れるでしょう。

2015/02/24

[qwel21]

ＴＯＣの思考プロセスを図解と例示をしながら、ポイントをわかりやすく解説。これを教科書に実際にクラウドやツリーを書いていく中で徐々にわかるものなんだろうと思いました。

2010/12/11

[kuma-kichi]

良本。実践しつつ連弩を挙げていくのがいいんだろうな。

2023/06/01

[めた]

参考になる箇所もなくはないが、少々突飛な表現があるなど、非現実的な印象。ステップ5の例「生活習慣病を克服する思考プロセス」は、考え方たのヒントとしてはわかるが、そんなに簡単に事が運ぶとは思えず……現実の仕事や人間関係は機械的にはいかないと思う。

2009/11/17

[issy]

TCO理論に基づく問題解決の考え方。後でまた読む。

2015/06/08