内容説明
大富豪の一人娘テイトは、過去に二度誘拐された経験から、心に深い傷を負っていた。セラピストによる継続治療は確実に効果を上げていたが、完治までには至っていない。だが24時間厳重な警備の下でおびえて暮らす生活には、テイト自身、限界を感じ始めていた。20代の大半を、このまま恋もせずに生きていくつもり?焦るケイトの思いを察してか、セラピストは意外な提案をしてきた。偽装誘拐を体験し、それを自力で乗りきることで恐怖を克服できるというのだ。恐ろしさですくみそうになったが、テイトは意を決して依頼した。結末がどうなるかも知らずに。★大人気作家ジョー・リーが描くのは、大富豪の一人娘とボディガードとのロマンス。海上のクルーザーに閉じこめられた二人を待ち受けているものは?どうぞご期待ください。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
苦手な犯罪物でしたが、犯人も端から分かるし、ジリジリと焦らされることもなく、残酷なシーンもそれほどなく、この手のストーリーにしてはあっさりと、苦もなく読めました。ヒーローは軍ではエリートだったようだけど、弟に簡単に自分の家の金庫を開けさせたり、警護しているヒロインをあっさり誘拐されたり、捕まってからも下見に抜け出して直ぐに見つかって気を失わされるなど、然程エリートとは思えないドンくささも…そしてヒロインの親友のスピンオフを書きたいのか、ただページ数を稼ぎたいのか、親友の絡みが必要なかったように感じた。2016/02/14